『オクトパストラベラーII』出荷+DL本数100万本突破。前作よりもスローながら、圧倒的高評価で着実に数字伸ばす

スクウェア・エニックスは6月7日、『オクトパストラベラーII』の世界累計出荷数とダウンロード販売本数の合計が100万本を突破したと発表した。クチコミが売上をじりじり伸ばし続けていることだろう。

スクウェア・エニックスは6月7日、『オクトパストラベラーII』の世界累計出荷数とダウンロード販売本数の合計が100万本を突破したと発表した。発売から3か月強を経ての達成となる。


『オクトパストラベラーII』は、『オクトパストラベラー』に続く作品だ。対応プラットフォームは、PC(Steam)/PS4/PS5/Nintendo Switch。開発はアクワイアおよびスクウェア・エニックスが担当。舞台となるのは、東西に大陸する存在する地ソリスティア。使命を抱えた8人が、その使命をまっとうするために旅へ出る。剣士のヒカリ、踊子のアグネア、商人のパルテティオ、学者のオズバルド、盗賊のソローネ、神官のテメノス、狩人のオーシュット、薬師のキャスティ。それぞれ出自や職業が違う8人が、旅へと出るわけだ。

『オクトパストラベラーII』の売上ペースは、実は前作よりもスロー。というのも、前作は発売から3週間で、世界累計出荷数+ダウンロード販売本数100万本を達成していたのだ(関連記事)。比較してみると、売上ペースはゆるやかになっている。一方で、新作は非常に評価が高い。Steamでの評価は、前作は好評率86%であることに対し、新作は96%の「圧倒的に好評」ステータス。レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアも、各プラットフォームで前作を上回っている。


『オクトパストラベラーII』は、ビジュアルやシステム、重厚なストーリーなど基本的な部分は前作から継承しつつ進化。くわえて、前作の課題であった「主人公8人同士の絡みの少なさ」などを解消。また前作では一部粗かったHD-2D表現も改善。前作の魅力を強化しつつも弱点を克服した、完成度の高いゲームに仕上がっている。前作と比べると目新しさこそ失っているものの、ゲームとしての完成度や評価は非常に高く、そうしたクチコミが売上をじりじり伸ばし続けていることだろう。

『オクトパストラベラーⅡ』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Nintendo Switch向けに発売中である。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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