『ディアブロ 4』先行アクセスにて一時“ログイン戦争”勃発。PS4/PS5版では不具合発生し混乱招く

 

Blizzard Entertainment(以下、Blizzard)は日本時間6月2日8時、『ディアブロ IV』の先行アクセスを開始した。「デラックスエディション」および「アルティメットエディション」の特典として付属する先行アクセス権にてプレイ可能。一方で本稿執筆時点では「ログイン順番待ち」のほか、PS4/PS5版におけるログイン時の不具合の発生が多数報告されている。

『ディアブロ IV』は、人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後となる。ゲームプレイやグラフィックを大幅にパワーアップし、140以上のダンジョンと数十のサイドクエストを実装。過去作の魅力を踏襲しつつ、豊富なキャラクターカスタマイズや、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んで新たな冒険が描かれる。

Blizzardは本日、「デラックスエディション」および「アルティメットエディション」購入者向けの先行アクセスを開始した。しかしユーザーが殺到しているためか、国内外のユーザーから「ログイン順番待ち」が発生しているとの報告が多発。“ログイン戦争”というワードが国内Twitter上でトレンド入りする状況となっている。一方で報告されているログイン待ちの多くは数分程度であり、無事にログインを果たしたユーザーも散見される。

ところがPS4/PS5版では「有効なライセンスが見つかりませんでした」と表示されてログインできなくなる不具合が発生しているとのこと。チームはこの不具合について調査中であり、詳細が判明次第、新たに案内がおこなわれるそうだ。

3月に実施された本作ベータテスト先行アクセスの際には、ログイン後にサーバーから切断される不具合などが発生していた。またこの際には最大52分待ちとのログイン画面が表示されたことを報告していたユーザーも。長いログイン待ち時間も問題として指摘され、アップデートによる対処がおこなわれていた(関連記事)。その後5月にはサーバー負荷テストも実施。本作ゼネラルマネージャーのRod Fergusson氏は、初日は少し混乱が起こるかもしれないものの、リリースに向けた準備は万端であるとしていた(GamesRadar+)。

今回開始された先行アクセスでは、 “ログイン戦争”と称されているものの、長すぎるログイン待ち時間やサーバーからの切断といった現象は弊誌の確認する限りでは現時点で見られない。サーバーに関しては比較的安定した状態での先行アクセス開始といえそうだ。一方でPS4/PS5版ではログイン時の不具合発生が多数報告されており、ログインにおける混乱を招いている側面はあるだろう。早急な対応が待たれる。

ディアブロ IV』は、PC(Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに6月6日発売予定だ。PS4/PS5向けにはパッケージ版も発売される。