デペロッパーのGhost Ship Gamesは5月31日、『Deep Rock Galactic』DLCのスキンセット「Decontaminator Pack」を作り直したことを発表した。“見た目が地味”という一部ユーザーからのフィードバックを受け、発売前に作り直しがおこなわれたそうだ。
『Deep Rock Galactic』は、最大4人協力プレイに対応する採掘FPSだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5、そして海外Xbox One/Xbox Series X|S。本作でプレイヤーは採鉱会社に務めるドワーフ社員となり、銀河系内でもっとも重要かつ危険だとされる惑星にある鉱山の採掘に挑む。プレイヤーキャラには、攻撃能力に優れた「ガンナー」、暗い洞窟を照らす照明ツールなどを持つ「スカウト」、道を切り拓く掘削能力の高い「ドリラー」、そしてサポートタレットなどを扱える「エンジニア」の4つのクラスから選択できる。
本作はPC(Steam)向けに2018年に早期アクセス配信として発売、2020年には正式リリースを迎えた。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは約16万件のレビューを集め、その内97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。発売から5年目となる2023年に過去最高の売上を記録するなど、いまだ絶大な人気を集めている作品だ(関連記事)。
そんな本作の新たなDLCスキンセット「Decontaminator Pack」が、本作開発元Ghost Ship Gamesより5月19日に発表された。同スキンのテーマは有害物質。恐ろしい惑星の疫病に対処すべくおこなわれる除染作業がコンセプトとなっている。これを反映した、ゲーム内すべての武器やアーマーなどのスキンが収録されている。
一方、同スキンのデザインに対しては当初多くの不評が集まっていた。同スキン発表についてのSteamフォーラム上での投稿には、本稿執筆時点で444件のユーザーの反応が寄せられている。以前のスキンより安っぽく見える、見た目が真新しくないなどの意見がある。好意的な反応も見られるが、見た目が地味だという批判が数多く寄せられているようだ。
これを受けて開発元のGhost Ship Gamesは5月31日、「Decontaminator Pack」を作り直したことを発表した。同スタジオは以前より、このスキンセットがユーザーに要求される水準に達していないのではないかという一抹の不安を感じていたという。そしてユーザーの反応を見た後に、不十分な品質であることを確信したようだ。同スタジオは本作のDLCスキンは派手な方が好まれやすいとの考えを示しつつ、同スキンがより目立つように調整したと伝えている。武器にアタッチメントやデジタルディスプレイを追加して、デザインにおける「Decontaminator(除染作業員)」のテーマを強調したとのこと。画像を比較してみると確かに色彩豊かになり、より派手なスキン内容へと作り変えられたようだ。
なお、「Decontaminator Pack」における変更前のデザインのスキンは、本作の次のPerformance Passに追加される予定とのこと。ゲームをプレイして同パスを進行させることで、変更前デザインのスキンセットが入手できるようになるだろう。以前のデザインが好きだった人も安心してほしいとのことだ。
『Deep Rock Galactic』はPC(Steam)/PS4/PS5、そして海外Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。DLC「Decontaminator Pack」はSteam向けに6月15日発売予定だ。PS4/PS5へ向けては6月22日に発売予定。