ラーメン油シミュレーション『ラーメンあぶら集め』Steamにて6月配信へ。スープに浮かんだ油を箸で引っ張る、手持ち無沙汰なひととき

国内のサークルPenguin Gamers(ペンギンゲーマーズ)は5月30日、『ラーメンあぶら集め(Ramen Oil Pecking Simulator)』のSteamストアページを公開した。ラーメンのスープに浮いた油を集めるシミュレーションゲームである。

国内のサークルPenguin Gamers(ペンギンゲーマーズ)は5月30日、『ラーメンあぶら集め(Ramen Oil Pecking Simulator)』のSteamストアページを公開した。同ストアページによると、本作は2023年6月に配信予定となっている。

『ラーメンあぶら集め』は、ラーメンのスープに浮いた油を集めるシミュレーションゲームである。本作の舞台は、ラーメンを提供している何らかの飲食店。プレイヤーの分身である主人公は、お気に入りのラーメンを食べ終え、食後の一服をしている人物だ。本作で主人公はそんな中、暇を持て余していたためかラーメンの器と再び向き合い、箸を使って油を集めるのだという。現実においても、ラーメンを食べ終えた後のスープには、量の多寡はあれ油が浮かんでいることが多い。手持ち無沙汰な一時にはそんな油が目に止まり、油をひとまとめにしようとしたことがあるかもしれない。本作では、そんなラーメンを食べ終えたあとの小さな時間が描かれるのだろう。


プレイヤーは、箸を使って油を引っ張る。主人公が食べ終えた後のラーメンの器には、油の浮かんだスープが残されている。プレイヤーは箸を使い、スープ上の油を引っ張って集めたり、油をかき混ぜてバラバラにしたりなど、ラーメンの器と向かい合っていくのだろう。またSteamストアページで公開されている動画では、主人公が油を引っ張る背景に、店内の喧騒が響いている。厨房から聞こえてくる調理の音や店員の接客など、本作では飲食店にいるような音声の中で、ラーメンのスープが冷めるまでの小一時間が展開されるわけだ。


本作を手がけているPenguin Gamersは、国内のサークルだ。同サークルのYouTubeチャンネルによると、過去作としては、音楽作品やコンテスト向けのゲーム数作品を制作しているようだ。

本作『ラーメンあぶら集め』においては、ベースとなる作品が2020年に開催されたミニコンテスト「UNREAL FEST×ぷちコン 冬のゲームジャム祭り!」へ参加。Steamストアページの内容とコンテスト版の動画を見比べる限りでは、テーブル上に伝票が置かれているなど、コンテスト版から一部が変更されているようだ。ラーメンのスープに浮いた油を集める内容のゲームは、ブラウザやスマートフォン向けなどに数作品が存在している。本作においては、箸を使って集める点や、店内の環境を表現した音などが特徴となるだろう。

『ラーメンあぶら集め』は、PC(Steam)向けに6月リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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