“水中ソウルライク”アクション『グレイシャード』正式発表。超能力鳥人の海中スタイリッシュバトル


国内の個人インディーゲームスタジオStudio Snowblindは5月20日、『グレイシャード』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また、本作のパブリッシャーを、弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMが担当することも発表されている。

『グレイシャード』は、6500万年後の地球の海中を舞台にした海洋SFアクションゲームだ。人類の時代から6500万年後、地球は全球氷結と呼ばれる大氷河期によって凍結し、巨大な雪玉と化した。すべての陸と海が氷の下に沈んだ世界で、生命は氷の下にわずかに残った海に活路を見出し生き延びていた。プレイヤーは、鳥類から進化した種族トゥアイの1羽となり、氷の下に広がる海中を冒険し、永遠の冬に訪れた脅威に立ち向かうことになる。

トゥアイは進化の中で完全水中呼吸を実現し、加えて熱と冷気を操る能力が備わっている。その能力で生成した結晶で近接攻撃を仕掛けたり、離れた相手を攻撃したりすることができる。ほかにも、高速泳法や傷を回復するなど、さまざまなアビリティを使用することが可能だ。これらを駆使して、冒険の道のりで立ちはだかる巨大なサメやワニなどを退けていくことになるのだろう。水中で上下左右を自由自在に泳ぐトゥアイの姿は、まるで飛行しているかのようで、そんなハイスピードで爽快感のあるバトルの一幕も明らかになっている。

情報番組「INDIE Live Expo 2023」のメイン放送に出演したPLAYISMの水谷俊次氏は、同じ海中を舞台にした『ABZU』『サブノーティカ』といったインディーゲームを「海の恐ろしさや美しさを表現した名作」として挙げつつ、本作『グレイシャード』はアクションゲームとしての面白さを届けることに力を注いでいると語っている。また、関係者の間では、本作を“水中ソウルライク”と呼んでいるそうで、敵を倒して得た栄養素を使って自身を強化できるRPG的な要素があるという。そして、ソウルライクということで、死亡時には敵から手に入れた栄養素を失ってしまう要素も。失った栄養素はその場に残り、後で取り戻すこともできるという。

さらに、これまでのトレイラーなどでは海の美しい青さが印象的なシーンが中心だったが、新たなトレイラーでは暗い海中洞窟のような場所を進むトゥアイの姿も映されている。特に暗そうなところでは目が光る魚をお供に連れ、暗がりを照らしながら海中を進むシーンも。アクションのほかに、冒険心をくすぐるような海中の探索も楽しめそうだ。


『グレイシャード』は、PC(Steam)向けに発売予定。