『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』NPCたちはリンクの裸に敏感。“まるだし”勇者に呆れたり憧れたり、多彩すぎる反応

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、NPCによる「リンクの裸に対する反応」が多彩だ。前作に引き続き、NPCたちがリンクの着衣状況や天候に応じて、呆れから尊敬までさまざまな反応を返してくれる。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、NPCによる「リンクの裸に対する反応」が多彩だ。前作に引き続き、NPCたちがリンクの着衣状況や天候に応じて、呆れから尊敬までさまざまな反応を返してくれる。なお本稿には序盤のロケーションやNPC反応含む、ゲーム中のスクリーンショットなどを掲載しているため、留意されたい。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。なお本作は、発売後3日間で売上1000万本を突破したことが伝えられている(関連記事)。

本作で主人公のリンクは、さまざまな防具を装備可能。防具は見た目や防御性能が異なるほか、防寒など固有の機能をそれぞれ与えられている。シチュエーションや見た目の好みにあわせた装備変更は本作の攻略要素でもあり、楽しみのひとつでもあるわけだ。ただ、リンクは装備をすべて外して、パンツ一丁になることも可能。裸もおしゃれのひとつとばかりに、ハイラルを半裸で駆け巡ることができる。そして、本作のNPCたちは、そんなリンクの姿を放っておけないようだ。


本作のNPCたちはそれぞれ個性的かつ、会話の内容が非常に豊か。ハイラルの住人それぞれが独自の背景をもって、リンクに接してくれる。そして、リンクが裸だったときは、「裸の人を見たとき」にふさわしいリアクションを取ってくれるのだ。前作でも同様の要素はあり、本作でもこだわりの「裸リアクション」が多数もりこまれている。多くのNPCによるそうした様子を米IGNが取りまとめており、弊誌でも実際に日本語版でのリアクションを確かめている。

リンクの裸へのリアクションとしてはふたつのタイプがある。頭の上に出る吹き出しでの反応と、会話テキストでの反応だ。まず前者の吹き出しタイプの反応については、大半のNPCが見せてくれる。それも、「……パンツ… だけ…」「まるだしじゃな!」と率直に見た目に言及する反応から「自由でいいな…」とリンクの姿に憧れる者までさまざまだ。


ほかにも、キャラの立場によってセリフが変化。兵士は「裸とは… お見それしました」とリンクの度胸に敬服し、ファッションに理解のある防具屋は「ハダカでも大歓迎~」と懐の広さを見せてくれる。また、ボックリンなども特別なセリフをもっており「マッパッパ♪」と多少おちょくり気味に反応してくれる。しかし、ボックリンの方が下半身もまるだしな分、“裸度”は高いように思える。


そして、会話テキストでの反応を示すタイプは、重要NPCやよくお店として利用されるNPCに割り当てられている傾向があるようだ。たとえば、裸の状態でプルアに話しかけると、一通り会話した後にしっかりと「服を着なさい」といった旨のツッコミを入れてくれる。そして馬宿の店主についても、リンクの裸体に鋭敏に反応。「お元気そうな格好」といったオブラートに包んだ表現で裸であることを指摘してくれる。さらには、雨といった天候状況によっても反応が変化。「寒そう」などの印象にもとづいて反応してくれる。


「みんなが裸のリンクに反応する」という状況自体も面白いものの、着目すべきはその会話の作り込みだろう。本作では、原則あらゆるNPCがそれぞれの背景と意図をもってリンクと会話してくれる。そうした膨大な数のNPCが、それぞれの性質に沿った裸への反応を返してくれること自体が、本作の入念な作り込みをあらわしているだろう。また、NPCたちは裸以外にも、いろいろなちょっとしたことに反応してくれる。「変なところから話しかけてみる」「やるなよと忠告されたことを、実行してから話しかけてみる」など、遊び心を働かせてみるとなにか違う反応があるかもしれない。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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