カプコンの恐竜シューター『エグゾプライマル』製品版では「PvP対決をしない」設定が可能に。PvE派は恐竜退治に集中できるように
カプコンは5月20日、『エグゾプライマル』製品版に「ファイナルミッション優先設定」を実装予定であると発表した。ディノサバイバルのマッチングをおこなう際に、戦闘においてPvPが発生しないPvE限定マッチングを選択できる設定になるという。
『エグゾプライマル』は、2040年の世界を舞台にするチーム対戦型マッシヴアクションゲームだ。本作の世界では、突如出現する恐竜の群れによって街や人々が襲撃される事象「恐竜災害」が世界各地で発生し、人類は危機に瀕していた。そうしたなか、アイビウス社が開発した新世代AI「リヴァイアサン」により、恐竜災害が起きる場所を特定する「恐竜予報」が可能となり、さらに恐竜に対抗するための最新鋭パワードスーツ「エグゾスーツ」が開発された。
本作には、ディノサバイバルというモードが登場することが明かされている。同モードは5人のプレイヤーが1つのチームとなり、チーム同士で競い合う5対5の対戦型PvEモード。本モードを遊ぶことでストーリーが進展するほか、経験値や装飾アイテムといった報酬を獲得可能だ。またプレイヤーのゲーム進行状況に応じてミッションが変化するそうで、敵プレイヤーを直接攻撃できるPvP要素のあるミッションも用意されるという。
本作に向けては、日本時間で3月17日から3月20日にかけてオープンベータテスト(OBT)が実施されていた。OBTでは、提示されたPvEミッションをチームでこなしてクリアの速さを競う前半戦と、後半戦(ファイナルミッション)に分かれていた。ファイナルミッションには、データキー護衛やエナジーテイカーといったPvPの戦闘も交えながら目標達成を競い合うミッションが含まれていた。
そして今回、本作公式サイトにてファイナルミッションの製品版での仕様が変更されたことが伝えられている。発表によれば、製品版ではプレイヤーがディノサバイバルのマッチングをおこなう際の「ファイナルミッション優先設定」が実装予定。ファイナルミッションをPvP、PvE、ランダムの3つから選択可能になるという。PvEを選んだプレイヤーはファイナルミッションにおいてPvPが発生せず、ミッションのクリアタイムで相手チームと競い合う内容になるとのこと。
また発表ではPvPが好きなプレイヤーのために、より楽しんでもらえるような調整もおこなわれていると伝えられている。製品版に向けて、PvEを好むプレイヤーとPvPを好むプレイヤー双方が満足できるような調整が進められているようだ。
先述のOBT実施後には、PvE専用モードとPvP専用モードの分離などを望むユーザー反応がSteamユーザーレビューや海外掲示板Reddit上で散見された。そうした反応を受けてか、4月15日に公式サイトでは製品版ではPvEコンテンツが充実していることがアピール。さらにフィードバックを反映した開発が進められていると伝えられていた(関連記事)。そして今回、ファイナルミッション優先設定が実装予定であると告知されたかたちだ。約2か月後の発売が迫る中、今後も幅広いプレイヤーの需要に応えるべく調整が進められていくことだろう。
『エグゾプライマル』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに7月14日発売予定だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供される。