インティ・クリエイツは5月19日、2Dアクションゲーム『九魂の久遠』(くこんのくおん)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定。
『九魂の久遠』は、冥界を舞台にする2D横スクロールアクションゲームだ。主人公は、ネコのクオン。冥界に堕ち目覚めたクオンは、この世界を踏破して冥界の門を開き、現世で待つ飼い主の元に帰ることを目指す。
現時点では、本作のゲームプレイの詳細についてまだ多くは明かされていないが、冥界では数多くの謎や困難が待ち受けているという。それに対しクオンは、アニマリヴァイヴと呼ばれる特殊なスキルを駆使して立ち向かう。アニマリヴァイヴによって、さまざまな動物の能力を使うことが可能になるとのこと。
公開されたスクリーンショットでは、チーターのような姿で駆けて降り注ぐ溶岩から逃れたり、トラのような動物を呼び出してボスらしき異形のキャラクターに攻撃を繰り出したりする様子がみられる。これらがアニマリヴァイヴによるアクションなのだろう。
このほか、トレイラーでは「死は希望に変わる」「死と輪廻の幻想綺譚」「ネコには九つの命がある」「よみがえりアクション」といったキーワードが登場。意味するところはまだはっきりしないものの、何度も死んでは蘇り挑戦することが前提のゲームプレイになるのかもしれない。また、和の雰囲気をもつグラフィック面も注目ポイントだろう。これは切り絵をモチーフにしたビジュアル表現だそうだ。
本作は、『ブラスターマスター ゼロ』シリーズを手がけた西沢智氏がディレクターを務め、インティ・クリエイツの名古屋開発部にて制作。本作では、「ネコ=かわいい」だけじゃない「カッコいいネコ」の姿を、上述した幻想的なタッチにて艶やかに描き出すとのことである。
『九魂の久遠』は、PC(Steam)向けに開発中。配信日は未定だ。
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