『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』あるイベントによって“大空に取り残される人々”が目撃される。一見すると死不可避、羽なし水なしバンジー

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、とある序盤のメインチャレンジで特定条件下で“ほぼ死ぬしかない”状態に追い込まれることが報告されている。しかし、この状況で生き延びる手段も存在するという。

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、とある序盤のメインチャレンジで特定条件下で“ほぼ死ぬしかない”状態に追い込まれることが報告されている。攻略自由度の高さゆえに生じた恐怖のイベントながら、生き延びる手段も存在するという。なお本稿はゲーム序盤のメインチャレンジに関するネタバレを含むため、留意されたい。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。

本作序盤のとあるメインチャレンジにて、ある条件下では“ほぼ死ぬしかない”状態に追い込まれることが報告されている。ユーザーらが報告した死を迫られるメインチャレンジは「インパと地上絵」。前作キャラであるインパと再会し、突如ハイラルに出現した地上絵の謎に迫るイベントだ。本チャレンジにおいてリンクは、インパと地上絵を俯瞰するため、彼女の気球をウルトラハンドで修理して上空へ。その後インパから地上絵の謎に迫るため気になるところを探してほしいと依頼されることになる。インパは「其方ならここからパラセールで飛んでいけるじゃろう」と述べ、リンクは気球からおりてパラセールで滑空し、地上絵から謎を見つけ出す流れとなっている。


一方このチャレンジは、「パラセール」の入手前でも発生する。というのも本作は、「始まりの空島」をクリアしたあとの攻略順はプレイヤーの自由。イベントなどによる導線は用意されているものの、基本的には好きな場所に移動可能となる。そしてパラセールは別のメインチャレンジで入手することになるため、パラセールなしで「インパと地上絵」に遭遇する可能性もあるわけだ。

パラセールを持たずに本チャレンジを進めてしまった場合、上空にて気球から飛び降りることを余儀なくされる。インパは「我の事なら気にせずともよい。着陸するだけなら我でもできる」とどっしり構えているものの、なぜかリンクとともに着陸する気はない様子。パラセールを当然持っているとの思い込みからか、リンクが飛び降りるのをひたすら待ち構えてくる。

結果的にパラセールなしで上空から飛び降りることを迫られる本イベント。一見ほぼ死ぬしかない状態となるが、打開策も存在する。上記のTwitterユーザーは、野生の馬を目がけ鮮やかにスカイダイビング。そのまま馬に乗ることで落下ダメージを回避し、見事窮地を脱している。

そのほか、気球を“破壊”してインパもろとも強制着陸する手段もある。本チャレンジでは、気球を飛び降りる代わりにウルトラハンドにて自ら取り付けた球皮部分を外すことが可能。気球は当然そのまま落下し、その際に「落ちる~!」と大慌てするインパさまを映して画面は暗転する。その後場面は切り替わり、なぜか二人は無事に着陸。インパは「何とか降りる事ができた」と述べているものの、どのように墜落を免れたかは不明だ。いずれにせよ“球皮外し”は、気球からの落下死を避ける手段のひとつとなっている。

パラセールなしでは落下死を迫られるメインチャレンジ「インパと地上絵」。本チャレンジ到達前にパラセールを入手できるようにイベントによる導線は用意されているものの、探索好きなプレイヤーは先にインパと遭遇してしまう場合もあるわけだ。一方そうした窮地を脱する手段も存在するのは興味深い。自由度の高さによって生じたピンチながら、それを回避できる手段や作り込みが用意されていることも本作の魅力かもしれない。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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