パブリッシャーのPlayWayは5月12日、Ragged Gamesが手がけた浮浪者生活シミュレーションゲーム『Bum Simulator』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。記念セールが実施されており、5月20日までは50%オフの920円で購入可能だ。
『Bum Simulator』は、Bumsvilleと呼ばれる都会の街にて、路上生活を送るシミュレーションゲームだ。さまざまなエリアで構成されるオープンな環境の街にて、ゴミを漁ったり物乞いをしたりして飢えや喉の渇きをしのぎ、クエストをこなしてお金を稼ぎ、またギャングに喧嘩を売ったり放尿したりしながら日々食い繋いでいく。
本作にはクラフト要素が用意されており、ゴミ漁りなどをすることで素材を入手可能。段ボールを組み合わせればシェルターを作ることができ、家庭菜園を作れば食材を確保することもできる。また、主人公は鳩使いでもあり、その巣も存在。鳩は敵への攻撃に役立ち、その巣をアップグレードすることでスキルが強化される。このほか、複数のアルコール飲料を混ぜて、さまざまな効果を発動できるアイテムを作る要素もある。
また主人公には、コンパニオンキャラクターとして意思をもつショッピングカートがおり、搭乗や移動もできるインベントリなどとしてサポート。また彼にまつわる出来事などを通じて、本作の物語が展開していく。
本作は2021年8月に、Steamにて早期アクセス配信が開始。その後アップデートを重ね、クエストの追加やシェルター用装飾アイテムの追加、各種バグ修正などがおこなわれてきた。そして現時点で、約1600件のユーザーレビューが投稿され、その内の85%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。
今回の正式リリースにあわせたアップデートでは、ストーリーの完結へと導くミッションや、アルコールの新たな効果が追加。また、ゲームプレイメカニクス面やQoLの改善、バランス調整、バグ修正も実施されている。このほか、Steam実績およびSteamのトレーディングカード・バッジへの対応もおこなわれた。
『Bum Simulator』は、PC(Steam)向けに配信中だ。なお本作に関連しては、VR版の『Bum Simulator VR』がPC(Steam)向けに現在開発中。配信時期は未定である。