『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のゴーレムがとにかくかわいいと、話題になっているようだ。というか、筆者がそう思っている。すでに続々とファンが生み出されているようだ。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。
本作においては、ゲーム開始直後に大きな島を探索する。島にはさまざまなゴーレムが生息。敵対するものもいる一方で、プレイヤーに好意的なゴーレムが存在するのだ。そのなかで、特に印象的なのは執事ゴーレムである。
執事ゴーレムはおそらく、プレイヤーが島で最初に出会うであろうNPC。外見はかなりゴツゴツしており、その容貌を含めて、かなりイカツめな印象を受けるだろう。しかし、中身はとてもかわいらしい。柔らかい口調で、リンクを丁寧に探索へと案内してくれる。
それだけではない。この執事ゴーレム、反応がかわいいのである。具体的な反応は自身で発見してほしいが、いろんなリアクションが用意されている。服を脱いでみるとわかるだろう。そしてその反応もなかなかあどけない。見た目もよく見ればセクシーだし、性格もかわいい。フィールド上でとる行動もかわいいし、アニメーションもかわいい。反応もかわいい。筆者個人的にはゲーム史上最萌ゴーレムであると、勝手に思っている。
友好的なゴーレムは執事ゴーレムだけではない。島々にはさまざまなゴーレムが生息。彼らはそれぞれ自分の役割や性格をもっており、そしてどれも愛らしい。そしてなぜ彼らがここに住んでいるかの理由などを知ると余計に愛着が湧いてくる。かつてこれほど愛着の湧くゴーレムはいただろうか。人によってはいたかもしれないが、ゴーレム史上もっとも印象的な役割を与えられているといっては過言ではないだろう。
※ なお、執事ゴーレムの英語名はSteward Constructというようである。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の公式インタビューにおいては、ディレクターの堂田卓宏氏が「今作はいろんなキャラクターと手を取りあって協力しながら、時には自分の手でアイテムをつくってそれを活かしながら進んでいく、というのが特長になっています」とコメントしている。執事ゴーレムの存在は、そうした本作の特徴を表する例のひとつといえるかもしれない。
執事ゴーレムファンはSNS上で続々と誕生中。ファンアートなども生み出されている。共感したい方は「執事ゴーレム」とSNSで検索してみよう。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。
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