ホロライブ二次創作ローグライト『ホロキュア』Steamでも公開へ。カバー株式会社としっかり協議の上、アプデ利便性問題のため

HoloCure Teamは5月12日、現在itch.ioで配信中の『HoloCure(ホロキュア)』をSteamで配信すると発表した。Steam版は、次期バージョンの0.6と同時公開予定。

HoloCure Teamは5月12日、現在itch.ioで配信中の『HoloCure(ホロキュア)』をSteamで配信すると発表した。Steam版は、次期バージョンの0.6と同時公開予定。公式Twitterアカウントのツイートによると、カバー株式会社との協議の結果、Steam版の配信が決定されたそうだ。

『HoloCure』は、『Vampire Survivors』や『Magic Survival』に影響を受けて開発中の、ホロライブの二次創作ゲームである。本作においてプレイヤーは、画面上に現れる敵と戦いながら、キャラクターを強化していく。各キャラクターにはそれぞれ固有のアクションやスキルが存在。敵を倒すと経験値アイテムが出現し、レベルアップするとランダムな装備アイテムを選択できる。大勢の敵と戦いながらキャラクターを強化して生き残りを目指す、『Vampire Survivors』などの影響を感じさせる内容が展開されている。

本作の特徴としては、カバーによる女性VTuberグループ「ホロライブ」の所属アイドルたちが、プレイアブルキャラクターとして登場している。現在の登場キャラクターとしては、ホロライブの0期生から2期生とホロライブゲーマーズの18名とホロライブEnglishの11名、合計29名が操作できる。また装備アイテムなどには、ホロライブのアイドルたちの配信内でのネタが登場。画面内はドット絵で表現されており、彼女たちや敵も含めて可愛らしく表現されている。ホロライブを題材とした、ローグライトな作品であるわけだ。

本作は、開発者のKay Yu氏により2022年2月に制作がスタート。ホロライブの二次創作ガイドラインのもと、ホロライブの非公式無料ゲームとして2022年6月よりPC(itch.io)向けに公開されてきた。今回の告知では、そんな本作のSteam配信が明らかとなったのだ。背景には、『HoloCure』のプレイヤー向けに提供されていたゲームランチャーが利用できなくなった問題があるようだ。

itch.ioの『HoloCure』ページ内では、ゲーム本体を収録したZipファイル以外に、ゲームのアップデート機能を備えたゲームランチャーが提供されていた。『HoloCure』公式Twitterアカウントの告知によると、ゲームランチャーに予期せぬ問題が発生。最終的に解決することが不可能だったため、ゲームランチャーを削除したという。しかしゲームランチャーがなくなると、更新の際にはゲームの再ダウンロードが必要となる。そこでHoloCure Teamでは、解決手段としてSteamでの公開を決断。カバー株式会社による確認の上で、Steam公開が発表されたそうだ。なお『HoloCure』は、itch.ioでも変わらず更新予定とされている。

『HoloCure』Steam版は、Ver0.6と同時公開予定。同バージョンでは、新キャラクターを含む内容が追加予定となっている。また『HoloCure』は、PC(itch.io)にて無料公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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