『マインクラフト』Java版向け大型Mod「The Aether」約2年ぶりに最新バージョン対応。ワルキューレの女王が住まう天空の島々で冒険


マインクラフト』のModを制作するThe Aether Teamは4月25日、大型Mod「The Aether」の約2年ぶりとなる最新バージョンをベータ版として公開した。新たなディメンションThe Aetherを追加するほか、新たな鉱石、敵対&友好的な生物、3つのダンジョンと追加の武器や防具スロットを含む複数の新ギミックを追加する大型Modとなっている。またマルチプレイにも対応している。

『マインクラフト』は、人気のサンドボックスゲームだ。プレイヤーは自動生成されるワールドを舞台に、気ままに建築やクラフト、冒険などを楽しむことができる。本作はユーザーが制作したModやアドオンによる拡張性も盛ん。とくにJava版『マインクラフト』においてはさまざまなModがユーザーにより制作されている。

The Aether Teamが手がける大型Mod「The Aether」は、そういったMod群の中でも人気の大型Modだ。『マインクラフト』の大手Mod投稿サイトCurseForgeにおいては、現在に至るまで1349万件の総ダウンロード数を記録している。最後に同Modが更新されたのが2021年4月18日のこと。およそ2年ぶりに新バージョンが公開されたというわけだ。

「The Aether」は新たなワールド/ディメンションであるAetherの世界を追加する。新ワールドでは空に浮かぶ島々を舞台とした世界が広がっている。空に浮かぶ島々はつねに陸続きになっているわけではなく、誤って足を滑らせて落下してしまうと通常ワールドの空高い場所に転送されてしまう。落下ダメージに耐えられない通常装備であれば即死は免れないため、つねにリスクが付きまとう危険なワールドとなっている。また本ワールドでは、危険を伴うダンジョンがプレイヤーを待ち構えており、新たに複数のアイテム・生物・ボスなどが追加される。防具スロットも増え、キャラクター装備の幅が大きく拡張されている。


Aetherではプレイヤーに友好的・敵対的な生命体が複数追加される。プレイヤーに友好的な可愛らしいウサギのAerbunnyや、サドルを使用することで乗ることができるMoa(モア)はプレイヤーの落下ダメージを無効化してくれる。Aetherでの移動を容易にしてくれる頼もしい存在だ。ほかにもAirwhaleなどの空飛ぶクジラなどの新生物に加え、空飛ぶブタやウシなどの見慣れた生物のAether版も登場する。

Aetherではブロンズ、シルバー、ゴールドという3つのダンジョンが追加される。ダンジョンでは、岩をモチーフとした新たな敵対生物やワルキューレなどの生物が存在する。またダンジョンの最深部では、ワルキューレの女王などのボスモンスターも鎮座している。ボスモンスターを倒すことでしか入手できないアイテムや、それにともなう新たな実績なども存在するため、冒険家のプレイヤーには心おどる内容となっている。

「The Aether」を導入すると、プレイヤーのインベントリ内部に新たなスロットが追加される。ブレスレットやチャーム、新たなケープなどのスロットが通常の装備とは別に追加される。これらの追加スロットには、Aetherで手に入れることのできるアイテムを配置することが可能。採掘速度を上昇させるブレスレットや体力を持続的に回復させるチャームなど。プレイヤーの冒険をサポートしてくれるアイテムをセットすることが可能となっている。

なお、今回のアップデートでは、前バージョンからコードがほぼ完全に刷新されているという。また現在「The Aether」は『マインクラフト』の最新バージョンである1.19.4にのみ、ベータ版として対応している。アップデートによる変更・修正をまとめたパッチノートは、正式版リリースの際に公開されるとのこと。また制作チームはCurseForgeのコメント欄において、「ベータ版から正式版に以降したあとに、1.19.2などほかのバージョンにも対応予定だ」とコメントしている。今後のバージョンアップやサポート面にも期待がもてそうだ。なおプレイには『マインクラフト』において、ほかのMod導入の前提条件となるシステムModである「Minecraft Forge」の導入が必要である点、そして本Modがまだベータ版であることは留意したい。

『マインクラフト』Java版バージョン1.19.4用Mod「The Aether」はModrinthもしくはCurseForgeからダウンロード可能。空島を舞台に『マインクラフト』の新たな世界に羽ばたいてみたいひとは、ぜひ本Modを導入してみてはいかがだろうか。