ローグライト暴走アイスホッケー『Tape to Tape』早期アクセス滑り出し好調。期待通りの無法地帯が好評

 

パブリッシャーのNull Gamesは5月3日、『Tape to Tape』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。1700人近くの同時接続プレイヤー数を得て評価も上々となるなど、好調なスタートを切っているようだ。

『Tape to Tape』は90年代風のアイスホッケーゲームに、選手の成長や周回ごとに変わる特殊能力といった要素を足したローグライトスポーツゲーム。周回で自分のチームを強化しつつ、パスやシュートの駆け引きを駆使し、観客の歓声や会場の音楽などに浴しつつアイスホッケーを楽しむことができる。一方で、スティックを選手に投げつけて転倒させたり、審判を買収したり、グラップリングフックで選手を引き寄せたりとやりたい放題な一面もあるのが大きな特徴だ。ソロプレイおよび最大4人でのローカルマルチプレイに対応している(関連記事)。


本作は5月3日の早期アクセス配信開始以降、Steamでの最大同時接続プレイヤー数は1669人を記録(SteamDB)。本稿執筆時点で618件のSteamユーザーレビュー件数に対し、88%の好評を獲得し「非常に好評」のステータスを得ている。

本作は好評でありつつ、粗削りな部分もあるようだ。ストアページのレビューでは、難易度面での調整不足が指摘されているほか、操作性や味方AIについて改善を求める声もある。開発元Excellent Rectangleはレビューへの返信などで、フィードバックを活かす姿勢も見せている。

一方で主に好評を受けているのは、本作のコアとなるアイスホッケーパートだ。暴力ありルール無用でありながらも、楽しくアイスホッケーが遊べる。マルチプレイ対応の本作は、ワイワイとアイスホッケーを遊ぶにはうってつけのようだ。コミカルな絵柄の2D風のグラフィックもそうした魅力に一役買っていることだろう。


なお、早期アクセス配信期間について、開発元は年内には終わらせる予定としている。ただし、具体的な期日は確定していない。正式リリース直後の現状でも、本作の本質的な部分は完成しているとのこと。正式リリース版では新能力やチームでのキャンペーンモードの一層の充実のほか、ゴールテンダーを手動で動かせるなどのゲームプレイの拡張などが予定されている。

『Tape to Tape』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。リリース記念として5月23日まで10%オフの2070円で購入ができる。