『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では “超解像技術”を採用。画質向上&安定フレームレートに期待
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』には、AMDのFidelityFX Super Resolution(以下、FSR)の技術が採用されるようだ。本作では予約購入者向けの事前ダウンロードが開始しており、知的財産表記にて同技術の記載を確認できる。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は5月12日に発売が予定されている『ゼルダの伝説』シリーズ最新作だ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。本作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の舞台は、大地と大空が広がった世界。スクラビルドやウルトラハンドといった新たな力を手にしたリンクがハイラルの異変に立ち向かう(関連記事)。
発売が近づくなか、このたび本作の予約購入者向けに事前ダウンロードが開始された。本作の知的財産表記を確認することが可能となっており、そのなかにはAMD FSR 1.0の記載が確認できる。AMD FSRは、CPU/GPUメーカーとして知られるAMDが提供している、いわゆる超解像技術だ。低解像度でゲーム画面をレンダリングし、FSRの独自アルゴリズムによってアップスケールすることで、GPUの負荷を抑えながら高画質を得られるとされる。同時に、フレームレートの向上も見込めるという技術だ。
なお任天堂もAMDも、Nintendo Switch向けゲームでのFSRの採用について公表しておらず、実際に採用例が確認されることも少ない。これまでには、同じく知的財産表記から、任天堂の『Nintendo Switch Sports』および『スプラトゥーン3』での採用が確認されていた。両作ともに安定したフレームレートで動作するほか、Nintendo Switchタイトルの中ではテクスチャ解像度が比較的高めのグラフィックで構築されている印象だ。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では地上だけでなく大空にもステージが広がっているそうだ。AMD FSRの採用により、広大かつ立体的な世界での冒険を安定したフレームレートや前作からパワーアップした表現で楽しめるかもしれない。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに5月12日に発売予定だ。