高自由度泥棒シム『Thief Simulator 2: Prologue』無料配信開始。住民の普段の生活監視から始める泥棒ライフを体験

パブリッシャーのUltimate Gamesは5月3日、『Thief Simulator 2: Prologue』を配信した。泥棒シム『Thief Simulator』の続編である『Thief Simulator 2』の体験版となる作品だ。

パブリッシャーのUltimate Gamesは5月3日、『Thief Simulator 2: Prologue』を配信した。本作は人気を博したSteam泥棒シミュレーター『Thief Simulator』の続編である『Thief Simulator 2』の体験版となる作品だ。日本語字幕/インターフェイスにも対応しており、体験版という短い内容ながらも、記事執筆時点でSteamストアページのユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得。前作をプレイしている古参泥棒や、新たに始めた新参コソ泥からも高い評価を得ているようだ。


『Thief Simulator 2: Prologue』は文字通り『Thief Simulator 2』のプロローグ(序章)となる作品だ。体験版である本作では4つの家に忍び込むことが可能。泥棒となったプレイヤーは指定されたアイテムを盗んだり、特定の場所で写真を撮影したり、置かれているアイテムを破壊したり。複数の“シゴト”をこなしていくこととなる。本作ではシゴトをこなしていくうえで、道具やスキルが重要となる。体験版ではバールやロックピックのほかに、スリの技術やドローン操作などの技術に触れることができる。持ち前の泥棒スキルを活かして住民に知られることなく、完璧な盗みを働くことを目標とするのだ。

また体験版では前作『Thief Simulator』同様に、住民のルーティンを知ることがカギとなる。プレイヤーは入念に住民の私生活を監視し、情報を得ることで、シゴトを有利に進めることができるわけだ。さらに本作では仲間を呼ぶことも可能。呼び出す際に金を支払わなければならないが、カギを開錠してもらったり、重い物品を車まで運んでもらったりなど。プレイヤーの盗みをサポートしてくれる。


『Thief Simulator 2』の前作である『Thief Simulator』は2018年に発表されたタイトルだ。前作のSteamストアページには本稿執筆段階でおよそ2万800件のユーザーレビューが寄せられ、そのうち87%を高評価とする「非常に好評」ステータスを維持している。

本作は、人気を博した泥棒シミュレーター続編の体験版というだけに期待値は高く設定されているだろう。筆者がプレイしてみたところ本作は前作のエッセンスを正統に引き継ぎ、規模を拡大させた作品であると感じた。前作同様のプレイ感覚に加え、仲間を呼ぶといった新たなギミックの追加も面白い。体験版ながら「非常に好評」ステータスを獲得していることも頷ける内容だ。

パブリッシャーのUltimate Gamesによると、製品版となる『Thief Simulator 2』は7月18日に配信開始予定。製品版ではさらに多種多様なツールが実装される。また現金輸送車や銀行強盗などの大きなシゴトも実装されているとのことだ(関連記事)。


前作と比べて格段に“シゴト”内容が拡大した『Thief Simulator 2』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに7月18日に配信開始予定。

体験版として無料プレイ可能な『Thief Simulator 2: Prologue』はPC(Steam)向けに配信中だ。一足先に人気を博した泥棒シミュレーター続編の世界に足をこそこそ踏み入れてみたい人は、ぜひ本作をプレイしてみてはどうだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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