イギリスのインディースタジオFallenTreeGamesが、オープンワールドアクションゲーム『The Precinct』を開発中だ。インディーゲームキュレーターのIndie Freaksが紹介している。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『The Precinct』の舞台となるのは、ギャングによる犯罪と警察の腐敗がまん延する1980年代の大都市Averno。プレイヤーは Nick Cordell巡査となり、犯罪者を捕まえ、その裏で手を引く組織の陰謀を暴き出す。
活動の種類としては、強盗の鎮圧や激しいカーアクション、銃撃戦といったまさしく刑事モノらしいものから、駐車違反者の取り締まりといったさまざまな形の犯罪に対応。また、Steamストアページの説明文やスクリーンショットを見ると、車や徒歩だけでなく、ヘリコプターにも乗れるようで、ダイナミックな追跡劇を楽しめるのだろう。
なお、本作は「自動生成犯罪ゲーム」と称されている。さまざまな自動生成型の犯罪を取り待っていくようだ。犯罪を取り締まる中では、さまざまな判断に迫られる。応援を呼ぶか、単身で乗り込むか。何を捨て、何を優先するのか。危機が迫る中、的確で素早い判断が求められる。
またFallenTreeGamesのYouTubeチャンネルでは、開発の進捗を報告する動画も投稿されており、作りこまれた地下鉄の様子や、警察署でおこなえる仕事の様子などが紹介されている。その中でも本作の破壊表現を紹介した動画では、銃でオブジェクトを射撃する様子が見られるのだが、撃つと中のゴミまで吹き飛ぶゴミ箱や、部位ごとに破壊される車など、本作の破壊表現に対するこだわりが見て取れる。
本作の開発元、FallenTreeGamesは過去に『American Fugitive』というゲームをリリースしている。このゲームは、1980年代の架空の田舎町を舞台に脱獄犯として犯罪行為に手を染める見下ろし型のクライムアクション。ゲームジャンルやコンセプトと言った所から『The Precinct』との共通点も感じられる。
『The Precinct』は、PC(Steam)向けに開発中。現在Steamストアページを見ると、日本語には非対応。しかし同スタジオの作品『American Fugitive』は日本語に対応していたため、本作の日本語対応にも期待できるかもしれない。