乗り物づくりゲーム『トレイルメーカーズ』最新アプデでSteam版プレイヤーがいきなり3倍、最高記録更新。発売後約4年を経ても止まらぬ勢い

DLC「Trailmakers - Airborne Expansion」

デベロッパーのFlashbulbは4月27日、『Trailmakers(トレイルメーカーズ)』に最新アップデートを配信開始した。これを受けてSteamには数多くのプレイヤーが集い、同時接続プレイヤー数記録が2年ぶりに更新される結果となった。

『Trailmakers』は2019年8月にリリースされた乗り物づくりサンドボックスゲーム。ブロック状のパーツを組み合わせて車や潜水艦、ジェット機、ロケットやロボットといったさまざまな乗り物を創造可能。プレイヤーは分身となるキャラクターを操作して、乗り物に搭乗。用途に応じて別の乗り物へと瞬時に変形させ、陸・海・空を思う存分に駆け抜けることができる。

『Trailmakers』は本稿執筆時点で1万3000件以上のレビューを集め、うち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。想像力を働かせて乗り物を組み上げ、広大なワールドを探索するゲームプレイが好評だ。

本作に向けては4月27日に「1.6 Update」が配信開始。これを受けて本作Steam版の同時接続プレイヤー数が急増を見せている。1月以来1000人前後で推移していた同時接続プレイヤー数はピーク時2924人を記録。最大同時接続プレイヤー数記録である2021年3月の2132人を塗り替え、2年ぶりの記録更新となった(SteamDB)。リリースから4年を経てもなお根強く愛されていることがうかがえる。開発元もそうしたファンに応えるかたちで本作の拡張を続けているわけだ。

DLC「Trailmakers – Airborne Expansion」


なお1.6 Updateでの目玉となるのは「翼と武器(Wings and Weapons)」の追加だ。新たにFlap WingやElevator Tailなど、飛行機を構成できる動翼といった多数の翼にまつわるパーツが登場。またMini GunやRocket Launcherといった、戦闘機にうってつけの武装も実装されている。

さらに飛行機を含め乗り物を設計・運用しやすくなる各種調整も実施されている。まず、ダメージを受けた際に空中で修理できる機能が実装。ただし空中修理は無制限にできるわけでなくクールダウン時間も設定されている。また一部武器には、新たにエイムアシスト機能を有効化することもできる。空中戦をこなす際に快適な機能が備わったかたちだ。

そのほか乗り物を設計する際には「Center of Forces(力の中心)」を確認可能に。重心、推力、空気浮力、揚力、垂直抗力、水平抗力を一目で確認できるようになった。これはリリース当初から要望の多かった機能だそうで、今後はさらに乗り物を作りやすくなることだろう。

DLC「Trailmakers – Airborne Expansion」


ほかにも今回のアップデートではさまざまな調整・不具合修正が実施されている。詳細はこちらのパッチノート(英文)を確認されたい。なお1.6 Updateとあわせて、DLC「Trailmakers – Airborne Expansion」も発売されている。本DLCでは空戦をテーマとしたキャンペーンモードを導入。新たなサンドボックスマップが追加され、ロボットパイレーツたちとの戦いが繰り広げられる内容になっている。

2年ぶりに同時接続プレイヤー数記録が更新された『Trailmakers』。今回のアップデートにて空の乗り物に関するパーツが追加されたほか、それ以外の乗り物も作りやすくなり、本作の魅力がさらに拡張されるアップデート内容だ。この機会に改めて、あるいは新しく本作を遊んでみるのもいいだろう。

『Trailmakers』はPC(Steam)/Xbox One向けに配信中だ。なお本作国内PS4版はEXNOA(旧DMM GAMES)より『トレイルメーカーズ』として提供されている。