『モンハンライズ:サンブレイク』の“イチモクラブ”が突如注目を集める。ド派手すぎる連続盾殴打で脚光を浴びるカニ
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』にて、猟具生物「イチモクラブ」に突如熱い視線が集まっている。無料アップデート第5弾にて登場した新百竜スキル「ガードバッシュ」との組み合わせによる活用法が発見され、そのシュールさや意外な強力さが注目されているようだ。
イチモクラブは、フィールド上に生息する環境生物だ。密林や砂原、溶岩道などで見つけられる。背中のキノコと共生する陸生のカニの一種とされている。捕まえることで狩りに利用可能な猟具生物であり、設置あるいは前方に投てきすることで胞子を噴射。ハンターを凄まじい勢いで真上に吹き飛ばしてくれる。
今回、そんなイチモクラブのとある活用法が編み出され、ハンターたちから熱い視線が寄せられている。Twitter上では「イチモクラブ」というワードがトレンド入り。『モンスターハンター』シリーズなどを扱う人気YouTuberガンサーの抹茶氏などもその活用法を紹介し、注目が集まっている。
イチモクラブの活用には、新たに登場した百竜スキル「ガードバッシュ」を用いるという。ガードバッシュは新百竜装飾品「盾撃竜珠」を装着したランスで使用可能。入れ替え技「ガード」で攻撃をガードした際、大きくのけぞらなかった場合にモンスターに打撃ダメージを与えるというスキルだ。ちなみに、『モンスターハンターフロンティア』には類似のスキル「反射」が存在した。名前を変えて『サンブレイク』に復刻したスキルともいえる。
盾撃竜珠を装着したランスを担ぎ、フィールド上でイチモクラブを捕獲すれば準備は完了。まずはモンスターを罠などで足止め。イチモクラブを投てきして胞子を噴射させ、これをうまくガードできれば、そのまま胞子が多段ヒットしてガードバッシュが連続で発動。位置取りがよければモンスターに打撃ダメージを連続で与えることができるわけだ。
盾を構えたハンターたちがビカビカと光り、ほぼ不動の状態で殴打を叩きこむシュールな姿は印象的。また抹茶氏は動画説明欄で今回の装備は「火力控えめ」と述べているものの、一発約100~200ダメージの攻撃が凄まじい勢いで連続ヒットしている。見た目の面白さもさることながら、なかなか強力なテクニックともいえそうだ。
イチモクラブの活用法の発見者と見られるのはTwitterユーザーのtsukka氏だ。同氏は4月26日に「ガードバッシュの間違った使い方」としてプケプケに同様の戦法を用いる動画を投稿。一発400ダメージ以上のガードバッシュを連続でたたき込み、わずか6秒ほどでプケプケをまたたく間に殴殺する模様を紹介していた。
ちなみにtsukka氏がイチモクラブの“可能性”を報告したのは2月のこと。イチモクラブの胞子噴射を用いて20連ジャストガードを決める動画を投稿していた。同氏が以前から目をつけていたイチモクラブの一風変わった活用法が、ジャストガードの登場で実を結んだ格好だ。そのほか同氏いわく、イチモクラブの胞子噴射のガードにはコツがいるそうだ。詳細が気になる方は同氏のTwitter投稿のスレッドを参照されたい。
なおtsukka氏はいわゆる野良でのマルチプレイの際に、ダウン中のモンスターの頭付近にイチモクラブを置かないように呼び掛けている。イチモクラブはほかのハンターも吹き飛ばしてしまうため、意思疎通がなければ大迷惑になりうる。イチモクラブとガードバッシュの合わせ技を試すのは、ソロプレイまたはフレンドと連絡を取り合ってプレイするときに限定した方がいいだろう。
本作では翔蟲により上方向への移動が容易であり、イチモクラブは活用がやや難しい猟具生物であった。今回ガードバッシュの登場とtsukka氏のかねてよりの研究があわさり、無料アップデート第5弾にしてついにイチモクラブが日の目を見たかたちとなる。興味のある人はガードバッシュランスを担いでフィールド上でイチモクラブを探し、カニと“共闘”してみるのもいいだろう。
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』無料タイトルアップデート第5弾はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中。
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S版は本日より発売され、現時点では無料タイトルアップデート第3弾までの内容が含まれている。