Electronic Artsは4月27日、明日4月28日発売予定の『Star Wars ジェダイ:サバイバー』の発売初日パッチの配信と、ゲームパフォーマンスの改善とバグ修正を今後数週間に渡っておこなうと告知した。先行プレイをしたユーザーからの最適化不足を意識した告知であると見られる。
『Star Wars ジェダイ:サバイバー』は、映画「スター・ウォーズ」を題材としたアクションゲーム『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』の続編。前作から5年後の銀河系を舞台に、ジェダイであるカル・ケスティスとその仲間たちの新たな冒険が描かれる。
発売も直前となり、メディアによるレビューや、ゲーム系インフルエンサーによるプレイ報告も続々あがっている。ゲーム内容に関しては高く評価されているおり、レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアはPS5版が86と高い。しかしながら、ゲームパフォーマンスの低下や、グラフィックスのバグについても指摘されている。
海外ゲームメディアPC Gamerでは、現代の「スター・ウォーズ」を題材としたゲーム作品として最高傑作と評しながらも、PC版のフレームレート低下問題について「カットシーン中しばしば10~20fpsまで低下し、セリフが途切れたり重なったりする」「船で銀河系マップを使用するなど、バックグラウンドでなにか起こると動作が不安定になる」と指摘。
Gaming Trendのレビューでは、良いところを挙げればきりがないとして、95点と高い点数をつけているが、マイナス点としてPS5版プレイ中の「テクスチャの継ぎ目で照明がちらついたり、奇妙なテクスチャが飛び込む」「霧や滝などの環境になるとパフォーマンスが低下する」などゲームのグラフィックス、パフォーマンスの問題を挙げている。
以上の指摘をはじめ、ゲームメディア、インフルエンサーからパフォーマンスのける意見が多く寄せられているわけだ。そして今回の不具合修正表明に至っている。gamesradar+はEAの発表を受けて「EAのツイートは、直接的な反応ではないものの、先行プレイにて噴出しているパフォーマンス問題に対して先回りして対処しているように思える」と述べている。
また、本作は当初、2023年3月17日に発売を予定したものの、バグ修正や最適化を理由に6週間の延期を発表している。延期を経ていよいよ発売というタイミングでのこのような報告やフォローアップの発表があることに対して、バグやパフォーマンスに関する懸念が生まれてしまうだろう。
とはいえ、レビューにて報告されているバグやパフォーマンスの部分は、発売初日パッチにて改善されている可能性もある。また、ゲーム内容に関しては前作も今作も評価は高い。不安はあるものの、ゲームとして楽しい体験が出来ることを期待したい。
『Star Wars ジェダイ:サバイバー』はPlayStation 5/Xbox Series X|S/PC向けに、2023年4月28日発売予定。