機械少女アクションRPG『クライマキナ/CRYMACHINA』延期、7月27日発売へ。本物の人間を目指す、機械の少女たちの戦い

 

フリューは4月26日、『クライマキナ/CRYMACHINA』の7月27日への発売延期を発表した。本作は、3月の発表時点では7月6日の発売が予定されていた。

『クライマキナ/CRYMACHINA』は、機械の少女が本物の人間になるため戦う、アクションRPGである。本作の舞台は、21世紀に謎の奇病がまん延し、人類が滅亡した世界だ。その後、宇宙空間に広がる播種構造体エデンでは、人類の遺した自己進化機械・神機たちが、人類再生を成し遂げるため活動を続けていた。しかしある時、第一神機プロパトールが突如ロスト。統括者であり、機械たちへの強固な命令権をもつプロパトールが消えたことをきっかけに、エデンでは神機同士の争いが始まってしまう。

本作のメインキャラクターであるレーベン・ディステルは、21世紀の17歳の少女の記憶をもつ人格データだ。レーベンは当時病によって死んだはずだったが、気がつくと2000年後の人類滅亡後の未来でエノアに迎えられていた。レーベンは、精神再生を担う第八神機エノアによって精神と体をプログラムと機械で再現され、蘇りを果たしたのだという。本作でレーベンたちは、機械たちにとっての神である「本物の人間」と認められることで争いを止め、生き残ろうとする。機械の少女たちによる、過酷な戦いと愛の物語が描かれる。


レーベンは、同じくエノアによって再生された人格データである千菊ミコトと紫藤アミと共に、エデンで機械たちと戦うようだ。本作でレーベンは、近接攻撃や遠距離攻撃を駆使して、戦闘を展開していく。バトル内の要素としてはジャスト回避やカウンター、コンボが存在。3人のプレイアブルキャラクターを切り替えながら戦うという。また本作では敵を倒すと、眷属器という兵装をキャラクターの背面に収集できる。眷属器は70種類存在するほか、強化アイテム「思想」の付与も可能。戦略にあわせて、眷属器のスキルやステータスを調整できるそうだ。

強化要素としては、集めると本物の人間になれるというEXP(イー・クロス・ピー)や、精神活動を活発化するEGOの振り分けにより能力値の強化ができる。そのほか本作では、一部の敵が人格データを所持しており、人格データの解析によりアイテムやエピソードが獲得できるそうだ。

前述したように、3月の発表時点では7月6日発売予定だったが、21日間の延期を経て7月27日発売となった。プレスリリースによると、品質向上のための延期となるようだ。また発売延期にともない、予約特典のスペシャルサウンドトラックアルバムCDに新たなボーナストラックとして、シチュエーションASMR「箱庭のひととき」も追加されている。

クライマキナ/CRYMACHINA』は、7月27日にPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch向けに発売予定だ。通常価格は税込7980円。パッケージ版にはメーカー予約特典としてスペシャルサウンドトラックアルバムCDやDLCカードなどが付属している。限定版となる数量限定はなまるBOXには、描き下ろしBOX/複製原画/アートブックなどが付属し、価格は税込1万2680円となっている。

また本作はPC(Steam)版も発売予定。海外の公式サイトによると、Steam版は2023年秋の発売が予定されているようだ。