ホロライブの二次創作格闘ゲーム『Idol Showdown』5月5日Steam無料配信へ。ロールバック方式オンライン対戦に対応する気合のファン作品

制作チームBesto Game Teamは4月24日、『Idol Showdown』を5月5日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。価格は無料。

制作チームBesto Game Teamは4月24日、『Idol Showdown』を5月5日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。価格は無料となっている。プレイアブルキャラクターとしては、8名の参戦が明かされている。

『Idol Showdown』は、カバーによる女性VTuberグループ「ホロライブ」の所属アイドルたちがキャラクターとして登場する、二次創作格闘ゲームである。プレイアブルキャラクターとしては卒業生も含め、白上フブキさん、ときのそらさん、戌神ころねさん、百鬼あやめさん、獅白ぼたんさん、星街すいせいさん、アキ・ローゼンタールさん、桐生ココさんの8名の参戦が明かされている。本作では彼女たちが、格闘ゲームの操作キャラクターとして対戦相手と戦いを演じていくわけだ。


動画やスクリーンショットでは、彼女たちが相手に連続コンボを叩き込む様子や、それぞれ固有の必殺技を繰り出すシーンが確認できる。戦闘スタイルの一例としては、獅白ぼたんさんには銃火器を使った技が用意されているほか、桐生ココさんの戦闘中には天音かなたさんも登場。星街すいせいさんは斧を振り回し、アキ・ローゼンタールさんは筋骨隆々のムキロゼをスタンドのように召喚している。彼女たちの配信上での特徴や特徴的なエピソードなどが、技になっているようだ。一部キャラクターについては、公式YouTubeチャンネルやTwitterアカウント上で参戦トレイラーが公開されている。

また本作では、各キャラクターや背景のステージなどが、ドット絵で表現されている。各ステージには、プレイアブル化されていない「ホロライブ」のメンバーの姿もあり、細かなネタも点在。キャラクターの技も含めて、ファンによる創作物らしい小ネタの数々も本作の特徴であろう。そのほかゲームシステムの詳細などは不明ながら、ストアページでは簡単な操作方法だと謳われている。格闘ゲームに馴染みのないプレイヤーでも遊べるのだろう。オンライン対戦では、ロールバックネットコードも採用されている。


本作を手がけているのは、ホロライブのファンたちによる制作チームBesto Game Teamだ。公式のリストによると、50名以上のメンバーが参加。約2年間にわたって開発が続けられてきた。非公式のファンメイドプロジェクトとして、ホロライブプロダクションの二次創作ガイドラインに従い制作がおこなわれているそうだ。

なおホロライブは、カバー株式会社によるVTuber事務所ホロライブプロダクションに所属する女性VTuberグループだ。ホロライブには、現在は50名以上の女性VTuberが所属しており、日夜YouTubeでの配信活動などをおこなっている。また彼女たちは国内外で多数のファンを獲得しており、『Vampire Survivors』風の非公式ファンゲーム『HoloCure』などを含め、二次創作ゲームも制作されてきた。本作『Idol Showdown』も、そうしたファンによる非公式な作品の一つであるわけだ。

『Idol Showdown』は、PC(Steam)向けに5月5日リリース予定。日本語字幕に対応し、無料で配信予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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