シナジー爆発見下ろしアクション『バイオプロトタイプ』正式リリースされ大好評。インフレビルドで1発の弾が殺戮の嵐に

パブリッシャーのBD Gamesは4月12日、Emprom Gameの手がける『バイオプロトタイプ(Bio Prototype)』を正式リリースした。本作は好調なスタートを切っており、公式は累計売上が10万本を突破したことを伝えている。

パブリッシャーのBD Gamesは4月12日、Emprom Gameの手がける『バイオプロトタイプ(Bio Prototype)』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、定価470円で販売中。日本語表示にも対応している。早期アクセス配信中から好評を受けていた本作は好調なスタートを切っており、公式は累計売上が10万本を突破したことを伝えている。

『バイオプロトタイプ』は見下ろし型アクションゲーム。プレイヤーは実験によって生み出された不気味な怪物となり、押し寄せる理性を失った実験体たちと戦う。「基本的に攻撃は自動で発動する」「群がる敵を倒してパワーアップを獲得し、力をインフレさせていく」「倒されると基本的に一からやり直しになる」などの特徴を備えており、戦闘面では『Magic Survival』や『Vampire Survivors』といった作品のシステムを踏襲しているかたち。

本作の戦闘にはウェーブ制が採用されており、一定時間生き残ることでウェーブ間のインターバル画面に移行する。プレイヤーはウェーブクリア報酬などで体の「器官」を獲得し、「脳」に繋げて配置。神経系といった「トリガー」と、「武器」のような役割をする運動器官の組み合わせによって新たな攻撃能力を増やしていく。器官ごとに組み合わせられる器官の種類が決まっていたり、脳から離れると効果が弱まる器官があったりと、器官ごとの効果や制限を見定めて配置することが肝要となる。


さらに特徴的なシステムとして本作には、発動した攻撃がさらにほかの攻撃のトリガーになる効果が存在。たとえば神経系の左側の器官の攻撃が無傷の敵に当たると右側の器官が発動する、といった具合に攻撃の発動を連鎖させることが可能だ。うまく器官を配置すれば攻撃を長く連鎖させ続けるビルドや、爆発的な手数で敵を圧倒するビルドも構築可能となっている。キャラのアップグレードで脳を複数に増やすことも可能で、画面を埋め尽くすようなたゆまぬ攻撃展開も可能だ。トリガーの発動条件や攻撃器官も多彩なため、組んだプレイヤー自身が驚くようなシナジーによるインフレビルドの模索も魅力だろう。

本作は2022年12月に早期アクセス配信開始し、アップデートを重ねて新たなキャラや器官などが追加されてきた。正式リリース時点では24体のキャラと80種類以上の器官が実装されているという。


本作は4月12日の正式リリース後、Steamの同時接続プレイヤー数が最大3143人を記録。また正式リリース後は連日ピーク時2500人前後の同時接続プレイヤー数を集めており、盛況を博している(SteamDB)。Steamストアレビューでは本稿執筆時点で、全期間のレビューでは1169件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。正式リリース後にも数多くのレビューが投じられているとみられ、直近30日間で322件のレビューが寄せられている。うち93%の好評を集め、最近のレビューでも「非常に好評」ステータスとなっている。

ユーザーからは、低価格ながら中毒性の高いゲームシステムを備えている点などが評価を受けている。中でも、本作の特徴となるトリガー効果を組み合わせてビルドを組むシステムは好評。試行錯誤を通してビルドを完成させ、敵に当てた攻撃から芋づる式に別の攻撃が展開していく派手さや爽快感が評価されているのだろう。また深く考えずとにかく手数を増やすだけでも攻略できるカジュアルさも好評のようだ。


本作は正式リリースに際して、不具合修正や安定性向上、翻訳の品質向上がほどこされているとのこと。正式リリース時には開発元より、早期アクセス配信中にプレイヤーたちから受けたサポートへの感謝が綴られており、今後もアップデートを続けていくことが伝えられていた。また本日4月15日には世界累計売上が10万本を突破したことが明かされた。早期アクセス配信中から好評を受けていた本作ながら、正式リリース後にさらに売り上げを伸ばしたかたちだろう。

『バイオプロトタイプ』はPC(Steam)向けに470円で販売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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