ハイスピード魔法FPS『アヴェウムの騎士団』正式発表、7月発売へ。『CoD』などに携わったベテラン開発陣がUE5.1で手がける

 

Electronic Artsは4月14日、『アヴェウムの騎士団(Immortals of Aveum)』を正式発表し、現地時間7月20日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(EA App/Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S。PS5版以外は各ストアページ表記によると、日本時間7月21日発売とされている。PS Store表記によると、PS5版は日本時間7月20日に発売予定。

『アヴェウムの騎士団』はシングルプレイ専用の魔法FPSゲームだ。Ascendant Studiosが開発し、EA Originalsレーベルから発売される。舞台となるのは魔法の存在する世界アヴェウム。この地には5つの王国が存在し、何千年にもわたってエヴァーウォーなる紛争が巻き起こっていた。王国のうちルシウムとラシャーンは超大国となり、世界の中心にある裂け目「傷跡」が2つの大国を隔てている。

セレンと呼ばれる街で貧しい暮らしを過ごしていた主人公ジャックは、突如魔法能力に目覚める。後天的に魔法能力を獲得した者はこの世界では「アンフォーシーン」と呼ばれるそうだ。さらにジャックは三色の魔法を扱える、トライアーキマグナスなる希少な存在だという。彼はルシウムの精鋭「不死の騎士団」とともに、暴君サンドラークに率いられたラシャーンとの戦いに身を投じることになる。



トライアーキマグナスであるジャックは、赤・青・緑の三色の魔法を扱える。赤魔法はエントロピーと力を具現化しており、ビームなどを放つ破壊的な魔法となるそうだ。青魔法は物理操作を可能にし、シールドを形成したり重力を操ったりすることができる。緑魔法は成長や死を具現化しており、敵を幻惑したり、敵の魔法や回復の能力を奪ったりすること可能だ。

一人称視点で展開される本作は、ハイスピードな戦闘が特徴になるという。三色の魔法をすべて駆使し、連続攻撃を叩きこんだり、タイミングよくカウンターしたりといったアクション性の高いバトルが楽しめるそうだ。呪文には25種類以上が存在するほか、能力や装備も多数用意されているという。またそれぞれアップグレードすることも可能だそうで、豊富な強化要素も持ち味となりそうだ。


本作の開発を手がけるAscendant Studiosは、Bret Robbins氏がCEOを務めるスタジオだ。同氏は複数の『Call of Duty』シリーズ作にてクリエイティブディレクターを務めた人物。そんな同氏が率いるスタジオ内のチームは、『Call of Duty』シリーズのほか『Dead Space(2008)』『Halo』『BioShock』といった人気作品を手がけたスタッフで構成されているという。

なおRobbin氏は過去のPolygonのインタビューにて、本作がファンタジーRPGではなくシューティングゲームに近いゲームプレイになると強調していた。また本作はスタジオ設立より4年間にわたって開発されてきたという。予算のかかったAAA級ゲームになっているとのことだ。公式サイトによると本作はUnreal Engine 5.1で開発されているそうで、同エンジンの機能がフル活用されているとのこと。リッチな作品となりそうなハイスピード魔法FPSの登場を楽しみにしたい。

アヴェウムの騎士団』はPC(EA App/Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、日本時間7月21日に発売予定だ。PS Store表記によると、PS5版は7月20日発売予定。