『ファイナルファンタジー16』本格ゲームプレイ映像お披露目。アクション自動化・アビリティおまかせ習得など便利システムも山盛り

スクウェア・エニックスは4月14日、情報番組「State of Play」にて『ファイナルファンタジーXVI(FF16)』の新情報を公開した。PS5実機でのゲームプレイ映像が披露され、プロデューサーの吉田直樹氏の解説のもと、さまざまなゲームシステムが明かされている。

スクウェア・エニックスは4月14日、情報番組「State of Play」にて『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)の新情報を公開した。PS5実機でのゲームプレイ映像が披露され、プロデューサーの吉田直樹氏の解説のもと、さまざまなゲームシステムが明かされている。

『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。『FF14』を手がけた第三開発事業本部が開発を担当する。開発を統括するのは、吉田直樹氏だ。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、悲劇へと巻き込まれていく。

今回発表された動画では、吉田氏の解説を交えながらゲームプレイ映像が披露。本作では、クライヴの少年期・青年期・壮年期が描かれるといい、ゲームは青年期からスタート。少年期は回想シーンとして描かれ、実際にプレイしながら進めるかたちになるそうだ。

本作ではワールドマップが用意され、物語の進行に合わせて目的地がどんどん追加されていくそうだ。ヴァリスゼアのさまざまな地を舞台に冒険は展開。人々との出会いや敵との戦い、大いなる謎が待ち受けているという。映像では、チョコボで広大なフィールドを走り抜ける場面や、船で大海原に出港するようなシーンも確認できる。


本作はアクションRPGとなり、スリリングでハイスピードなゲーム体験を楽しめるという。バトルはリアルタイムアクションとして展開。クライヴは旅を進める中で召喚獣の力を得て、アビリティとして用いることができる。炎や氷、電撃などを駆使し、多数の敵を相手取る派手なバトルが特徴となりそうだ。召喚獣アビリティは、敵を倒すことで得られるアビリティポイントを使用して自由に習得・強化可能。またアビリティの習得や成長をシステム側に任せることも可能だという。

本作にはアクションが苦手なプレイヤーに向けたサポートアクセサリも用意され、さまざまなプレイスタイルで楽しめるという。特にアクションが苦手なプレイヤーにおすすめされているのが、オートアタックリングとオートスロウリングの組合せ。攻撃ボタンを連打することでさまざまなコンボ攻撃を繰り出せるほか、相手の攻撃を受けそうになるとゲームがスローモーション化して回避が容易になる。回避のオート化も可能だそうで、自分にあったプレイスタイルを選ぶことができるだろう。またゲーム開始時にストーリーフォーカスモードを選択可能。サポートアクセサリが開始時から自動装備されているそうだ。


クライヴは冒険のなかでさまざまなキャラと出会い、なかには仲間として行動する人物もいるという。今回の動画ではクライヴの導き手となる“シド”ことシドルファスや幼馴染のジルといったキャラが紹介。ゲーム内では仲間たちとの掛け合いもあるほか、戦闘時はAIで動作し、クライヴをフォローしてくれるとのこと。さらにクライヴの相棒となる心優しい狼、トルガルについても紹介されている。トルガルにはプレイヤーが直接指示することも可能。トルガルに餌を与えるなどして労ってあげる、ふれあい要素もあるそうだ。

クライヴはシドの隠れ家に身を寄せることになる。隠れ家では、ショップで装備のアップグレードなどが可能。トレーニングモードも用意され、スコアアタックやランキング機能も存在するそうだ。またサイドクエストを発行したり、世界各地に点在するほかのサイドクエストの情報を得たりすることもできるという。映像を見るに、隠れ家からサイドクエストの場所へのファストトラベルも可能とみられる。そのほか世界に点在する強敵を倒す、モブハントも存在。モーグリがそばにいる掲示板が目印となるそうだ。

さらに隠れ家にはゲームの進行に応じて世界観設定を解説してくれる賢者ハルポクラテス、人物や勢力関係を解説してくれる軍事学者ヴィヴィアンが存在。物語をより楽しみやすくなるシステムとして用意されているそうだ。


動画の後半ではボス戦についてもお披露目された。召喚獣の力をもつドミナントたちとの戦いのほか、地域を守護する巨大モンスターや巨大召喚獣との激闘も披露された。特に、召喚獣同士の戦いを描く召喚獣合戦は本作の見どころのひとつとのこと。召喚獣同士の戦いはシームレスかつリアルタイムにて展開され、プレイヤーの手でこちらの召喚獣を操作可能。戦闘スタイルは対峙する召喚獣ごとに異なり、シューティング風やレスリング風といったユニークなバトルが用意されているという。

そのほか、本作にはまだまだ隠されたバトルの要素ややりこみ要素があるそうで、今後新たな情報も披露されていくという。また動画の最後には、本作メインテーマソングは米津玄師さんが担当していることも明かされた。そうした情報も含め、今後も発売に向けて本作の続報がお披露目されていくそうだ。

ファイナルファンタジーXVI』は、PS5向けに6月22日発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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