インディーゲームスタジオ神電ゲームズは4月13日、『蒐命のラスティル – とこしえの迷宮城 –』のSteamストアページを公開した。公開された動画によると、2024年3月にリリース予定。Nintendo Switch版のリリースも検討されているようだ。
『蒐命のラスティル – とこしえの迷宮城 -』は、ランダムに変化する城をアクションや仲間のモンスターと攻略する、ローグライクアクションゲームとされている。本作の舞台は、巨大な城が突如出現した世界だ。謎めいた城の内部には財宝が存在しているというが、同時に異なる世界の生物が生息していた。主人公ラスティルは、記憶喪失の少女だ。本作でラスティルは、引き寄せられるように迷宮城へ足を踏み入れ、モンスターを相手に戦闘を展開。迷宮の内部を進む中で、やがて迷宮城やラスティルの真実が明かされていくという。
ラスティルは、迷宮城内の最上階を目指し、モンスターと戦いながら先へ進んでいく。画像や動画を見る限り、ラスティルのアクションとしては武器を使った攻撃や回避、アイテムの使用などが用意されている。詳細は不明ながら、武技や剣投げ、ソードチェインといったアクションも存在。ラスティルは、敵の攻撃を回避や防御行動でしのぎつつ、攻撃アクションによって敵を撃破するのだろう。武器は剣/杖/斧/銃の4種類が存在し、最大6本の武器を同時に装備できる。スピード感のある派手なアクションが待ち受けているようだ。
またラスティルは迷宮城の攻略中、英雄たちの魂から能力を獲得していく。ラスティルは、魂の石碑を通して英雄たちの魂を獲得。提示された3つの能力からどれかを選んで、能力を強化するようだ。具体的な能力としては、浮遊した武器が自動的に魔法攻撃をおこなう「誘導式魔弾砲撃」、回避速度を上昇させる「回避速度」、回避時に後ろ方向へ火弾を発射する「火弾」などが動画内で紹介されている。戦闘スタイルや状況にあわせて、能力を選択していくのだろう。
そのほか本作では、登場する全モンスターの捕獲・育成・召喚できる。ラスティルはモンスターを操る能力をもち、モンスターを捕まえて育てることで、仲間として使役できるそうだ。要素としては、迷宮城の構成はランダムに変化し、力尽きるとすべてを失う仕組みも採用されている。本作では、失敗するとすべて失う緊張感の中で、入手した能力や装備、仲間を活かして迷宮城を攻略していくのだろう。
本作を手がけているのは、国内のゲーム開発者よっしー氏によるスタジオ「神電ゲームズ」だ。同氏の動画によると、同氏は過去作として3Dロボットアクションゲーム『Ultimate Knight ウィンダムXP』などを公開してきたという。本作では、2022年4月に日本在住のインディークリエイター向け無償インキュベーションプログラム「indie Game incubator」の第2期に産学官連携の特別枠に選ばれ、制作が進められてきた。ゲームメーカーズの記事によると、本作は2021年5月から開発を開始。同記事によると、PC(Steam)以外にNintendo Switch向けのリリースも検討されているようだ。
『蒐命のラスティル – とこしえの迷宮城 -』は、PC(Steam)向けに2024年3月リリース予定だ。