『オーバーウォッチ2』シーズン4アプデでブリギッテのアルティメット大幅変更へ。タンク顔負けのバリア展開
Blizzard Entertainmentは4月7日、『Overwatch 2(オーバーウォッチ2)』シーズン4開幕に先がけて、同シーズンのパッチノートの一部を公開した。ヒーロー調整や、スポーンルームの新仕様などが紹介されている。なおシーズン4は日本時間4月12日午前3時より開幕予定。
『オーバーウォッチ2』シーズン4では、新たなヒーロー「ライフウィーバー」が登場予定。サポート系ヒーローとなり、メイン武器やアルティメットアビリティでは負傷した味方を回復可能。ほかにも高く飛ぶことのできる足場を設置したり、味方を敵の攻撃から守りながら引き寄せたりといった移動系アビリティを有するという。
さらに既存ヒーローのバランス調整や、そのほか調整・不具合修正も実施。今回アップデートに先がけてパッチノートの一部がお披露目されている。まずヒーロー調整では、サポート系ヒーローに大きめの調整が実施。特にブリギッテのアルティメットアビリティ「ラリー」には大幅な調整がほどこされ、ラリー中のバリアが大きな強化を受けるという。公開されたトレイラーを見るに、タンク顔負けのシールド範囲となりそうだ。またアナのスリープ・ダーツのタンク系ヒーローへの効果が減少するほか、マーシーのメイン射撃や各種アビリティが調整される見込み。詳細は以下のとおり。
■タンク
ラインハルト
アーマーのライフが300から250に減少
基本ライフが175から200に増加
シグマ
・アクリーション
衝撃ダメージが60から40に減少(爆発とあわせて80ダメージに)
ノックダウンの持続時間が0.8秒から1.1秒に増加
■ダメージ
キャスディ
基本ライフが225から200に減少
・マグネティック・グレネード
ダメージが131から120に減少
ソンブラ
・EMP(アルティメット)
メイのアルティメット「ブリザード」を無効化できるように
■サポート
アナ
・スリープ・ダーツ
タンクヒーローへの最大持続時間が30%減少し、5秒から3.5秒へ
ブリギッテ
・ラリー(アルティメット)
ブリギッテがラリーを発動中、回復可能なアーマーのライフを100獲得するように
ブリギッテ自身へのラリーで上昇した分の体力が持続回復する効果はなくなる
ラリー中はバリア・シールドを強化し、サイズが拡大し耐久値も増加する
バリア・シールドの耐久値は300から750に増加
・リペア・パック
射程距離が30mから25mに短縮
マーシー
・カドゥケウス・スタッフ
秒間回復量が45から55に増加
ライフが半分以下の味方への回復量が増加しなくなる
・ガーディアン・エンジェル
クールダウンが2.5秒から1.5秒に短縮
ジャンプとしゃがみでアビリティをキャンセルした際の状態維持時間を1.0秒から1.5秒に変更
ジャンプとしゃがみでアビリティをキャンセルした際の状態を手動で中断して、クールダウンを早く始めることができなくなる
・ヴァルキリー(アルティメット)
ほかのサポート・ヒーローのパッシブ効果である持続回復が、ヴァルキリー発動中にも付与されるように
モイラ
・フェード
コアレッセンス中に発動可能に
・コアレッセンス(アルティメット)
ボーナス移動速度が50%から40%に減少
・バイオティック・グラスプ
ヒット後の回復時間が2秒から3秒に増加
さらにシーズン4では、予告されていたとおりシーズン開始時のランク引き下げが撤廃。前シーズンの試合数に応じて、プレイヤーが腕前にあったランクやティアに位置するようになるそうだ。
そのほか大きな変更としては、スポーンルームの新仕様としてStranded Spawn Systemなるシステムが登場するという。目的の進行あるいは喪失によってそれ以前のスポーンルームが閉鎖された場合にも、7秒間はアクティブな状態が維持されるようになるとのこと。ただしこのスポーンルームではヒーローの変更はおこなえないそうだ。
またこの“取り残されたスポーンルーム”では入口が相手チームに対してロックされたまま、回復効果も持続。インタラクトキーを使って新たなスポーンルームに瞬時にテレポート可能とのこと。以前はスポーンルームが切り替わる前後でチームがバラバラの位置からスポーンしていたが、この変更によりチームが足並みを揃えやすくなるだろう。
新ヒーローライフウィーバーに加えて、さまざまな変更がもたらされる『オーバーウォッチ2』シーズン4。新たな戦いの幕開けを楽しみにしておこう。
『オーバーウォッチ2』シーズン4は日本時間4月12日午前3時より開幕予定だ。