『エルデンリング』最新アプデで「モーゴットの呪剣」が脚光浴びる。戦技のテコ入れでマレニアがぶっ倒れまくる

 

フロム・ソフトウェアは3月23日、『エルデンリング』にて新アップデートパッチVer.1.09を配信開始した。同アップデートでは、レイトレーシング対応のほか多数バランス調整も実施。その中で、とある武器が飛び抜けた強さとなり話題となっている。


『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)。本作は広大なオープンワールドを舞台としつつ、『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く継承。フロム・ソフトウェアによる近年のアクションRPG作品の、集大成的な作品となっている。

本作は2022年2月25日に発売され、瞬く間に記録的大ヒット作品に。発売後にもアップデートによる調整やコンテンツ追加が実施され、昨年末にはPvP要素を強める闘技場などが実装。先月にも新たにアップデートVer.1.09が配信されるなど、今も環境の変化を見せている。多くの武器がPvE向け強化を受けた同アップデートにて、とりわけ脚光を浴びた武器がある。「モーゴットの呪剣」だ。


モーゴットの呪剣は、その名のとおりボスであるモーゴットの武器となっている。分類としては大曲剣であり、同カテゴリ武器としては重量が軽い点や、技量補正に秀でている点などが特徴だ。また、ボスの追憶との交換武器として専用の戦技「呪血の斬撃」をもつ。こちらは、剣を上段に構えて踏み込んで大きく薙ぎ払い、その太刀筋に爆炎が発生する技だ。また、追加入力で2段目の追撃に派生する。攻撃範囲が広く派手、かつ体勢崩し能力も高く威力もそこそこの技となっている。

ただし、発動から踏み込んで斬りつけるまでのモーションがかなり長めであった。昨年4月のアップデートでモーション速度向上および硬直短縮の調整が入ったものの、それでも取り回しの難しい戦技となっていた。しかし、アップデートVer.1.09にて呪血の斬撃は大きく変貌を遂げることになった。当時のパッチノート項目は以下のとおり。

  • 呪血の斬撃
    • 攻撃の発生速度を向上、攻撃後に各種行動が可能になるまでの時間を短縮


取り回しが改善された呪血の斬撃がいかに強烈かは、上述の動画をご覧になるとわかりやすいだろう。本作屈指の強ボスとされるマレニアが、ふたつの段階を通して完封されている。呪血の斬撃自体は、以前からマレニアにはある程度有効な戦技ではあった。しかし、以前はこのように一筋縄ではいかなかった。というのも、出の遅さゆえに迎撃されたり、途中で反撃されたり、かつての呪血の斬撃は、細心の注意を払ってもなお安定してマレニアを倒せるような戦技ではなかったのである。

最新アップデートでは、攻撃の発生速度向上のほか攻撃後の隙についても緩和されているという。結果として、追撃を含めた攻撃がセットで入りやすくなり、マレニアがたじたじになる性能と化したと見られる。また、同アップデートでは大曲剣カテゴリーの一部武器にも上方修正が入っている。モーゴットの呪剣もそうした恩恵を受けている可能性はありそうだ。大いに強くなった呪血の斬撃によるマレニア討伐の様子に、動画が投稿されたRedditスレッドにはユーザーの喝采が寄せられている。また、海外メディアDualShockersがこの様子を取り上げている。マレニアがあっけなくやられる様子は、煮え湯を飲まされたプレイヤーにとって何よりの娯楽なのかもしれない。

なお、本作に向けては新たなDLC「Shadow of the Erdtree」が現在開発されている。DLCでは新たな武器・装備などのコンテンツも当然導入されると見られ、環境もさらに変化していくことだろう。今後、また別の武器や戦技が突如脚光を浴びることもありそうだ。

『エルデンリング』パッチVer.1.09は現在配信中。新DLC「Shadow of the Erdtree」は現在開発中だ。近日さらなる情報が公開予定となっている(関連記事)。