Co-opホラー『Demonologist』人が集まり好調スタート。UE5で描かれる禍々しいステージを最大4人で協力調査

Clock Wizard Gamesは3月27日、悪魔祓いホラーゲーム『Demonologist』を早期アクセス配信開始した。さっそくスタートダッシュを決めている。

Clock Wizard Gamesは3月27日、悪魔祓いホラーゲーム『Demonologist』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はリリースから間もなく、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得。多くのユーザーを集めており、スタートダッシュを決めている。


『Demonologist』は、1~4人プレイ可能な一人称視点の協力型ホラーゲームだ。プレイヤーは呪われた場所を調査。装備を駆使して悪霊の種類を特定し、悪魔を払うことを目的とする。本作はUnreal Engine 5を使用しており、プレイヤーは美しくも禍々しいホラーステージを散策しながら、幽霊の調査に乗り出していくこととなる。

ゲームプレイにおいてはランダム要素やドッキリ要素を取り入れており、プレイごとに新鮮な体験をもたらしてくれるという。なお調査方法のひとつとしてゲーム内ボイスにも対応。プレイヤーは幽霊を特定するためにゲーム内音声を使う以外に、呪われた場所で特定のアクションを引き起こすことも可能となっている。

ランダム性が高いゲームプレイに加え、『Demonologist』にはコレクター要素も存在。プレイヤーは独自にカスタマイズ可能なゲーム内セーフハウスを所有し、ショーケース風に自身の成果をほかプレイヤーに披露することも可能となっている。またキャラクターなどのカスタマイズも充実。本作にはデイリーやウィークリータスク、期間限定のイベントやミッションなども実装されているため、つねに新しい目的が見つかることだろう。


本作Steamユーザーレビューは本稿執筆段階で約1000件が寄せられており、そのうち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また同時接続プレイヤー数も4000~6000人を維持している(SteamDB)。右肩上がりに人口が増えている点も注目したいところ。

好評レビューには、同じく幽霊調査ゲームとして人気を博した『Phasmophobia』と比較する声も多数寄せられている。遊ぶたびにまったく違ったゲームプレイが可能なランダム性・リプレイ性が好評を博している。またUnreal Engine 5で描かれるリアル志向な恐ろしいステージ、そしてお化け屋敷のようなドッキリ要素を評価する声も見受けられる。さらにキャラメイク要素やセーフハウスカスタマイズなどのコレクタブル要素もリプレイ性を高める要素として評価を高めている。

『Demonologist』早期アクセス配信開始時点では、すでに3つのマップ、道具14種、3つのセーフハウスと複数のセーフハウスカスタマイズが実装されている。Steamストアページによると早期アクセス期間は3~4か月前後を予定しているとのこと。正式リリース版ではより多くのマップ・道具・セーフハウスを追加し、ゲームプレイ面にも新要素を取り入れたいとしている。将来的には個々のプレイヤーが特定のスペシャリストになれる「クラスシステム」の導入も視野に入れているとのこと。また、開発チームはDiscordやTrelloなどでコミュニティのアイデアに耳を傾け、意見を募っているようだ。


本作を手がけるClock Wizard Gamesはトルコのイスタンブールに拠点を持つインディーゲームデベロッパーだ。『Demonologist』は2022年12月2日に『The Shivers: Metaphysical Intelligence』として発表、のちに現在の名称に改名されたようだ。同開発チームは過去に同様のホラーゲームである『Haunted Chaser』をリリース。人口の少なさに不満が寄せられているものの、ゲームプレイの内容やホラー要素自体には好評を博している。本作『Demonologist』においても、ホラーゲーム開発としてのノウハウが活かされているのだろう。


『Demonologist』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。正式リリース時には値上げを予定しているとのことだ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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