『Apex Legends』において最新アップデート後、ヴァンテージの戦術アビリティのバグが報告されている。バグにより“超ジャンプ”が可能な一方で本来のアビリティの強みが失われており、ユーザーらは修正を求めている。
ヴァンテージは『Apex Legends』シーズン14「ハンテッド」から追加されたレジェンドだ。ヴァンテージは相棒のエコーと共に行動し、戦術アビリティである「エコー配置」を使用することでヴァンテージの手元から任意のロケーションにエコーを移動することができる。エコーがヴァンテージから視認可能な場所に居る場合、ヴァンテージは戦術アビリティの長押しでエコーの位置まで跳躍することができる。緊急時の脱出や移動などで重宝するアビリティとなっている。
今回、このエコー配置にまつわるバグが報告されている。海外掲示板RedditにてLuisFGCosta氏が投稿したプレイ映像ではエコー配置のバグによって、ヴァンテージが超長距離をジャンプする様子が記録されている。
動画では、エコー配置を使用するとなぜか約700メートル先にエコーが出現。そのままエコーに向かって超長距離ジャンプしている。一回のアビリティ使用でとんでもない距離を素早く移動可能になるバグといえる。
なお通常であれば、ヴァンテージがエコーから55メートル以上離れている場合、エコーは自動的にヴァンテージとの距離を縮める。そのため、基本的にエコーはヴァンテージから55メートル以上離れることはない。また配置されたエコーは任意でヴァンテージの手元に呼び戻すことも可能となっており、再展開した際にエコーはヴァンテージの手元から出現する。
しかし今回報告されている不具合では、呼び戻されたエコーを再展開した場合、エコーはヴァンテージの手元から出現するのではなく、呼び戻す前にいた場所から出現してしまうとのこと。そのため最後にエコーを呼び戻した地点から大きく離れてしまっている場合、エコーはヴァンテージから離れた位置に再出現してしまうようだ。本動画は、バグで遠くに出現したエコー目がけてジャンプするヴァンテージの姿を記録した映像というわけだ。
LuisFGCosta氏によると、エコーの再展開のバグは「サン・スクワッド コレクションイベント」開催時のアップデートから発生しているとのこと。手元から即座に展開でき、エコーへの移動が可能な戦術アビリティはヴァンテージの強みのひとつだ。緊急時の脱出や移動に使いたい場面も多いだろう。超ジャンプが可能な一方で、バグによって視界の外や障害物を隔てた場所にエコーが出現する場合もあり、即座に使用できる強みが失われているという側面もある。同スレッド内ではヴァンテージを愛用しているプレイヤーたちを中心に、問題となっているバグの修正を願う声が多数寄せられている。
なお本稿執筆時点では本作やRespawn Entertainmentの公式Twitterアカウント、および同スタジオが公開するTrelloのApex Trackerではこの問題について言及されていない。修正に向けた今後の告知や対応が待たれる。