『フォートナイト』PS/Xbox版に「ロビーで自動的にフレームレート下げる機能」がひっそり実装。省エネの取り組みか
『フォートナイト』PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S版にて、ロビー画面のフレームレートを自動的に制限する機能が導入されているという。一定時間の無操作状態が条件となるそうで、消費電力を削減する狙いがあるとみられる。海外メディアPlayStation LifeStyleが伝えている。
『フォートナイト』は、Unreal Engine(以下、UE)などを手がけるEpic Gamesが開発・運営する、基本プレイ無料の人気オンラインゲームだ。メインとなるのは対戦TPSとなるバトルロイヤルモード。12月4日にチャプター4が開幕され、エンジンがUE5からUE5.1に移行した。また3月23日にはコンテンツ制作ツール「Unreal Editor for Fortnite」が登場し、自由自在に本作向けのコンテンツを開発できるようになった(関連記事)。
このたび、本作のPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S版に“ロビー画面でフレームレートが変化する”機能が登場したことが伝えられている。本作PS4/Xbox One版ではフレームレートが上限60fps、PS5/Xbox Series X|S版では設定で切り替えることでフレームレートが上限120fpsとなる。そして新たな機能ではロビー画面で一定時間無操作状態が続くと、フレームレート上限が30fpsに切り替わるという。なおユーザーらの報告によると、この機能は前シーズン時点で実装されていたとみられる。
本機能で30fpsに切り替わっても、操作をおこなったりマッチを開始したりするとフレームレート上限はもとにもどるとのこと。ロビー画面で操作しない状態でのみ適用される仕様となるわけだ。プレイしていないときのゲーム機の負荷を軽減し、消費電力を削減する試みかもしれない。
ちなみに今年2月には、Xbox One/Xbox Series X|Sにて省エネ促進機能が実装された。ユーザーが設定した時間帯に、スリープ状態よりもさらに電力を削減できる「シャットダウン(省電力)」機能が登場。さらに一部地域のユーザー向けに、本体やゲームの自動アップデートがもっとも再生可能エネルギーを使用できる時間帯にあわせて実施される機能が実装された。ゲームやゲーム機に向けたサステナブルな取り組みとして、消費電力削減や再生可能エネルギーの積極的な利用といった機能が用意されつつあるわけだ。
『フォートナイト』はPC(Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、基本プレイ無料で配信中。PC(Epic Gamesストア)向けには、本作向けのコンテンツ制作ツール「Unreal Editor for Fortnite」がパブリックベータとして配信中だ。