オープンワールド・モンスター合体RPG『カセット ビースト』Steam向けに4月27日発売へ。変身・融合して切り抜けるモンスターバトル


パブリッシャーのRaw Furyは3月30日、『Cassette Beasts カセット ビースト』をSteam向けに4月26日に発売すると発表した。Steamストアページ表記によると日本時間では4月27日発売となる見込みで、日本語表示にも対応予定。PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けには晩春に発売予定だ。

『カセット ビースト』はオープンワールドRPGだ。舞台となるのは不思議な生物の住まう世界ニューウィラル。この地の人々は、襲来するモンスターを相手に、カセットテープで変身して勇敢に戦いを繰り広げていた。主人公もカセットテープの変身能力を駆使し、故郷へと帰るために島を探索。仲間と共に冒険を繰り広げる。

本作の戦闘はターン制バトルで展開。プレイヤーはテープに保存されたモンスターに変身して戦うことになる。仲間のモンスターと融合するシステムもあるといい、融合によって強力な融合形態(fusion forms)になれるという。仲間と絆を深めることで、融合形態はさらに強力になるそうだ。なおモンスターたちのグラフィックは緻密なドット絵アニメーションで表現されている。

また戦闘時には属性の相性が重要なシステムが採用されているとのこと。敵モンスターの属性を変化させる方法もあるそうで、戦略的なバトルが楽しめるだろう。ちなみにオープンワールドで構築された世界の探索時にも、モンスターの能力を利用可能。ダッシュしたりよじ登ったり、空を飛んだり泳いだり、磁力をまとうこともできるそうだ。



本作を手がけるのは英国に拠点を置くBytten Studio。開発者のTom Coxon氏とJay Baylis氏の2人からなるスタジオだ。過去には見下ろし型アクションRPG『Lenna’s Inception』をリリース。Steamユーザーレビューにて本稿執筆時点で、166件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。“グリッチ”をテーマにメタ的な演出を盛り込んだ作風などが一定の評価を受けている。

緻密なドット絵で描かれたグラフィックは本作『カセット ビースト』にも受け継がれていることだろう。またカセットテープという特徴的なテーマのもと描かれる物語にも注目したい。戦闘時などのUIもテープレコーダー風のデザインとなっており、こだわりをもって各所作り込まれているのだろう。

『Cassette Beasts カセット ビースト』はPC(Steam)向けに4月27日発売予定。PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けには晩春に発売予定。Steamでは現在デモ版が配信中で、こちらも日本語表示に対応している。