100円チンパンジー対戦TPS『Apewar』Steam早期アクセス配信好評スタート。おサルたちの銃撃バトル
デベロッパーのGombe Gamesは3月25日、『Apewar』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース記念セールとして、4月1日までの期間限定で120円の20%オフとなる96円で配信されている。本作はSteamユーザーレビューにてさっそく「非常に好評」ステータスを獲得。シンプルかつシュールな作風が一定の評価を受けている。
『Apewar』はオンライン対戦TPSゲームだ。プレイヤーキャラとなるのは銃器を自在に扱うチンパンジーたち。南の島や森といったステージにて、最大20匹で戦闘を繰り広げる。現時点ではチームデスマッチ、および旗ではなくバナナを巡って争うキャプチャー・ザ・フラッグのルールが用意されている。ステージやルール、プレイヤー数、マッチの終了条件や制限時間、Botの有無などはルーム作成時に設定可能だ。またサーバーも複数存在し、日本サーバーも用意されている。
マップ内には回復アイテムであるバナナや弾薬が配置されていたり、水中エリアや戦車といったギミックがあったり。そのほかヘッドショット判定もあり、シンプルながらも対戦シューターとして基本的なシステムは備わっている。またメインメニューでは自由に武器を選んでロードアウトを設定可能で、選んだロードアウトを対戦中に切り替え可能だ。
なぜかチンパンジー同士の銃撃戦が展開される本作。チンパンジーたちがことあるごとにウキウキと鳴き声をあげたり、軽快すぎる挙動で飛び回ったり、爆発物でコミカルなエフェクトやサウンドが炸裂したり。シュールで気の抜けた作風が本作の持ち味だろう。一方で安価かつシンプルながらもシューターとしての肝は押さえられており、肩の力を抜きつつ対戦できる点も魅力といえる。
そんな本作は早期アクセス配信開始からまもない本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューで439件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。チンパンジーが主役のシュールな作風から妙な愛され方をしているものの、安価かつ深く考えずにカジュアルに遊べるゲームプレイも評価されている。バグの多さが課題として指摘も見られる。早期アクセス配信中のさらなるブラッシュアップを期待しておこう。
本作の早期アクセス配信期間は12か月間から16か月間が見込まれているとのこと。ユーザーからのフィードバックに基づいてゲームを開発していくそうだ。開発の透明性を確保するために今後ロードマップが公開予定とのこと。バグ修正やバランス調整パッチのほか、コンテンツアップデートにて武器やマップ、ユニットやゲームモードを追加していくという。
本作を手がけるのはトルコに拠点を置くGombe Games。同スタジオは、他作品としてはアニメ調キャラのTPS『Anime Squad』を早期アクセス配信に向けて開発中とのことだ。ちなみに同スタジオ公式サイトにはなぜかドット絵のカービィが盛り込まれている。権利元に許可を得ているかは不明である。
『Apewar』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。