SteamのWindows 7/8/8.1サポート、来年1月1日終了へ。クライアントごと使えなくなる
ValveはSteamでのWindows 7およびWindows 8/Windows 8.1のサポートを、現地時間2024年1月1日に終了すると発表した。同日をもってこれらのOSバージョンではSteamクライアントが動作しなくなるとのこと。
発表ではサポート終了の理由について、Steamクライアントの中核的な機能はGoogle Chromeのバージョンに依存しており、古いWindowsでは機能しなくなったためと伝えられている。サポート終了後は、Windows 7およびWindows 8/Windows 8.1ではSteamクライアント、およびSteamで購入したコンテンツを利用できなくなるそうだ。またSteamクライアントの将来のバージョンでは、Windows 10以降にのみ存在するWindowsの機能およびセキュリティの更新が必要になるとのこと。
なお2月にValveが発表した「ハードウェア&ソフトウェア 調査」では、Steamユーザーのうちサポート終了予定のOSバージョン利用者の割合をほぼ確認可能。Windows 7 64 bitは1.43%、Windows 8 64 bitは0.34%、Windows 7は0.09%となっている。Windows 8 32 bitのユーザー割合は不明ながら、少なくとも(同調査に参加した)Steamユーザー全体のうち1.86%の利用者がサポート終了の対象になるわけだ。
また発表においては、サポート終了は現地時間2024年1月1日となるものの、できるだけ早いOSの切り替えが推奨されている。Windows 7では2020年1月に、Windows 8.1では2023年1月に、マイクロソフトによるセキュリティ更新プログラムと技術サポートが終了している。そのためこれらのOSを搭載したPCはインターネットに接続すると、パッチが適用されない新しいマルウェアなどに対して脆弱性があるわけだ。Steamを利用する予定がなくとも、セキュリティ上の理由でもOSバージョンを新しくしておいた方がいいだろう。
SteamでのWindows 7およびWindows 8/Windows 8.1のサポートは、現地時間2024年1月1日に終了予定。