『バイオハザード RE:4』序盤の難関を楽々スキップする裏技が発見される。“あの鐘”を鳴らすのはレオン

 

カプコンは3月24日、『バイオハザード RE:4』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S。ユーザーらはさっそく“裏技”とも呼べる隠れた仕様を発見し、報告している。中でも、序盤の難所といえる村の広場での戦闘を2周目以降にスキップできる裏技は注目を集めている。


『バイオハザード RE:4』は、2005年に発売されたサバイバルホラーゲーム『バイオハザード4』を原作としたリメイク作品だ。舞台となるのは、ラクーンシティ事件から6年後の世界。事件を生き延び大統領直属のエージェントとなったレオン・S・ケネディは、誘拐された大統領令嬢アシュリー・グラハムの救出任務のため、ヨーロッパの閑村へと向かう。

本作『バイオハザード RE:4』ではオリジナル版での方向性を活かしつつ、ストーリーの再構成や、最新のビジュアル表現で掘り下げられたグラフィック、現代的にリファインされた操作感が導入。ゲームプレイにおいては、ナイフでのパリィといった新アクションなど、新たな要素も複数追加されている。

そしてリメイク版にて盛り込まれた新たな裏技も発見されている。SNS上では、ユーザーらが序盤の村の広場での戦闘をスキップできる裏技を発見したことを報告。細かな作り込みかつタイムアタックにも有用である点が注目を集めている。

https://twitter.com/akami_aoi/status/1640141053025210368

裏技の手順としては、ライフルなど射程の長い武器で教会の鐘を撃つというもの。鐘は屋根の上や村の奥から確認可能だ。視認が難しいものの、見事射撃が命中すればガナード(村人)たちが鐘の音に反応。戦闘が終了し、カットシーンへと移行する。なお弊誌で確認したところ、ハンドガンなどの武器では鐘に射撃が届かないようだ。そのため鐘を銃で鳴らす裏技は、持ち越し武器を使用可能な2周目以降に利用できる技とみられる。

この裏技を自力で発見したというRedditユーザーは、自然な発想でこの裏技に行き着いたという。つまり鐘が鳴るとガナードたちが立ち去るというイベントから着想を得て、鐘を鳴らせば戦闘をスキップできる可能性を思いついたわけだろう。リメイクにあたってプレイヤーの発想力を受け止める細かな作り込みがなされた点に発見者は驚いている。またスレッド内では、タイムアタックのテクニックとして注目する声もみられる。たしかに2周目以降のデータを利用可能なレギュレーションでは、タイムアタックで有用なテクニックとなるだろう。

ちなみにオリジナル版でも教会の鐘にまつわる裏技は存在。村の広場エリアから鳴らすことはできなかったものの、教会エリアでハンドガンなどで鐘を撃って鳴らすことが可能であった。鐘の音で村人を呼び寄せてしまうため、戦闘のスキップどころか危険を招いてしまう技となる。なお弊誌で確認したところ、リメイク版では少なくともハンドガンやライフルでは鐘を鳴らすことができなかった。鐘の音に引き寄せられるガナードの習性を利用した裏技にも、オリジナル版とリメイク版で違いがみられるわけだ。


そのほかユーザーからは、古城ステージにおいて邪教徒がレバーを操作してこちら妨害してくる場面で有用なテクニックが報告されている。レバーの位置にあらかじめ爆発物を仕掛けておくことで、邪教徒のレバー操作を阻止するというテクニックだ。こちらもプレイヤーの思い付きを受け止めてくれる仕様といえる。

『バイオハザード RE:4』では、デモ版となる「Chainsaw Demo」においても裏技や隠し要素が仕込まれていた。製品版にも裏技は用意されており、さっそく序盤の難所スキップなどの技が発見されつつあるわけだ。オリジナル版ではできなかったことも含め、プレイ中の思い付きは思わぬ裏技の発見につながるかもしれない。何か思いついたら即試してみるといいだろう。

『バイオハザード RE:4』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。