Steam遺体安置所ホラー『The Mortuary Assistant』日本語表示対応へ。死体の防腐処理を通して、襲い掛かる悪魔を払う

DarkStone Digitalは3月24日、遺体安置所ホラー『The Mortuary Assistant』のアップデートを配信。正式に日本語表示へ対応した。

デベロッパーのDarkStone Digitalは3月24日、遺体安置所ホラー『The Mortuary Assistant』のアップデートを配信。本アップデートにより正式に日本語表示へ対応した。同作はPC(Steam)向けに配信中だ。

『The Mortuary Assistant』は遺体安置所を舞台に展開される一人称視点の悪魔祓いホラーゲームだ。主人公のレベッカ・オーウェンズはリバー・フィールズ葬儀社に配属された新米の遺体安置係。プレイヤーはレベッカの目線を通して通常業務であるエンバーミング(遺体衛生保全)をおこない、新たに担ぎ込まれてきた死体の防腐処理などをおこなっていくこととなる。エンバーミング処理をおこなっていくなかで、プレイヤーは担ぎ込まれてきた遺体のうちの一体が悪魔に取り憑かれていることに気づく。プレイヤーはエンバーミングから得られた情報をパズルピースのようにつなぎ合わせ、悪魔に取り憑かれた遺体に悪魔祓いの儀式を施していくこととなる。

本作においては通常の業務内容であるエンバーミング処理と、そこから得られた情報をもとにおこなう悪魔祓いという二つの目的が存在。基本となるエンバーミングでは運び込まれる遺体の状況を書面にまとめ、その上で血液を抜いたり、薬剤を遺体に流し込んだりする内容となっている。一方、エンバーミングの最中には突如として発生するホラー演出も存在。人影が現れたり、声が聴こえたり、遺体が動いたりなど内容はさまざま。また、ホラー演出はランダム要素を取り入れており、発生条件や発生内容はプレイごとに異なるようだ。プレイヤーはホラー演出を乗り越え、エンバーミングから得られた情報をもとに正しく悪魔祓いをおこなうことが本作の目的となっている。


『The Mortuary Assistant』はインディーデベロッパーのDarkStone Digitalが2020年10月12日より開発を手がけている。本作はitch.ioにて先駆けてデモ版を公開、その後2022年8月3日よりSteamから正式リリース版が配信された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆段階で3517件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

本作ではこれまで悪魔祓いや通常業務であるエンバーミング処理の内容は英語での説明があったものの、日本語には対応していなかった。そのため国内プレイヤーにとってはややプレイのハードルも高かったことだろう。3月24日からリリースされた最新バージョン1.1.23では、日本語が正式に対応言語として追加。通常業務と悪魔祓いがより理解しやすくなる待望の日本語対応が実施されたというわけだ。


『The Mortuary Assistant』は、PC(Steam)向けに配信中。日本語対応によりエンバーミングや悪魔祓いの内容がより分かり易くなった本作をプレイしてみてはどうだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

記事本文: 273