有毒怪物大暴れアクション『Toxic Crusaders』発表。“悪魔の毒々モンスター”と仲間たちがモップ片手に暴力世直し
インディーデベロッパーのRetrowareは3月16日、横スクロールアクション『Toxic Crusaders』を発表した。PC(Steam)およびPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、今年発売予定。Steamストアページ表記によると、ゲーム内は日本語表示にも対応する。
『Toxic Crusaders』は1991年に放送された同名のカートゥーン「Toxic Crusaders」を原作とする2D横スクロールアクション。1984年に公開されたコメディホラー映画「The Toxic Avenger(悪魔の毒々モンスター)」のバイオレンス満載な内容をトーンダウンして、子供にも楽しめるよう作られたカートゥーンが原作となる。「Toxic Crusaders」は、有毒廃棄物を浴びて毒々モンスター「Toxie」となった主人公が、その時握っていたモップを片手に街を脅かす悪と戦うというあらすじ。全13話ながら今も「知る人ぞ知る」作品だ。日本でも映画としての再編成版「悪魔の毒々モンスター 毒々あにめいしょん!」が2002年にDVDで発売されている。
トレイラーでは、毒々しいカラフルな色彩とドット絵で、レトロ調なベルトスクロールアクションが展開されている。プレイアブルキャラたちも個性派揃い。主人公Toxieのモップさばきはもちろん、ToxieのガールフレンドのYvonneの“歌攻撃”や、落雷で飼い主と融合した(!?)犬のJunkyard、強烈なくしゃみで敵を吹き飛ばすNo-Zoneなど、原作に登場した一癖も二癖もあるキャラクター達の動きを見ることができる。体力バーの下にあるゲージを消費して特殊な技を出せるほか、街中にある車や消火栓を投げて攻撃できるようだ。
Steamストアページによると、本作はコンテンツしては7人の操作キャラと7つのステージ、アメコミ風のムービーや英語音声が実装予定。それ以外の要素としては、原作実写映画配給元であるトロマ・エンターテインメントのシネマティック・ユニバースからの驚きの複数キャラカメオ出演や、「1991年のようにパーティーできる圧倒的サウンドトラック」など、ファンには嬉しい内容も予告されている。
なお、「悪魔の毒々モンスター」実写映画シリーズは、世界中のホラーファンからカルト的な人気を誇っており、国内でも初作の“ノーカット無修正版”が2013年に劇場で再上映されたり、2020年にトロマ・エンターテインメントの作品群がストリーミングサービスで配信開始されたりするなど、その根強さが垣間見える。そうした背景も本ゲームの制作を後押ししたのかもしれない。
『Toxic Crusaders』はPC(Steam)およびPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、今年発売予定。