『VALORANT』のウィングマンの“かわいさとタフさ”が注目を浴びる。ゆるキャラ姿で壁を突き破る
『VALORANT』Episode 6 Act IIから登場した新エージェント「ゲッコー」。彼のアビリティとして登場したクリーチャーである「ウィングマン」は、プレイヤーの代わりにスパイクを設置・解除する能力をもつ。スパイクを両手で持ち上げ、いくつもの障害物を乗り越えていくウィングマンの健気でたくましい姿は国内外のユーザーの心を奪いはじめている。
『VALORANT』のEpisode 6 Act IIでは新エージェントとしてゲッコーが登場。4体のクリーチャーであるモッシュ、ディジー、ウィングマン、スラッシュを相棒とするイニシエーターだ。それぞれのクリーチャーがゲッコーのアビリティになっており、ウィングマンは設置されたスパイクに向けてオルト射撃すると、プレイヤーの代わりにスパイクを解除してくれる能力をもつ。またプレイヤーがスパイクを所持している場合、代わりにスパイクを運搬・設置してくれる。
そんなウィングマンはアビリティとしての機能だけでなく、健気でたくましくも愛らしい姿も注目を浴びている。『VALORANT』のeスポーツシーンにおいてキャスターなどを務めるRetloff氏もウィングマンのたくましさに注目。“悪路”をものともしないウィングマンの走破性能を紹介している。
本作において、相手の行動を妨げ、スパイクの設置を妨害する、あるいは遅延させることのできるアビリティはいくつか存在する。セージのバリアオーブで生成される、一定の耐久値をもちキャラクターの進路を阻む壁や、アストラのグラビティウェルによる吸い込み効果やノヴァパルスによるスタン効果など。一方、Retloff氏が投稿した動画にはウィングマンがそうしたアビリティをものともせずに直進するたくましい姿が映し出されている。セージの壁にぶつかり続けて破壊し、アストラの吸い込みやスタンもほとんどお構いなしに猛進し続ける豪胆なウィングマン。プレイヤーの代わりに何が何でもスパイクを設置するために奮闘する健気さも注目点だろう。
また、ウィングマンを描いたファンアートも数多く投稿されている。アーティストのTjia氏は、ウィングマンのたくましさに注目。勢いよく壁を突き破るウィングマンの勇ましい姿と、壁を破壊されたセージの恐怖と驚きの表情は多くのユーザーの笑いを誘っているようだ。ほか、アーティストのInkeeArt氏は、ウィングマンを相手取るときのプレイヤーのジレンマに着目。というのも、ゲームではウィングマンを攻撃により破壊することもできる。InkeeArt氏のファンアートでは愛くるしいウィングマンを前に、涙ながらに引き金を引かなければならないプレイヤーの心境が投影されている。
そのほか、『VALORANT』プロ選手のk0mpa氏はマップ「アイスボックス」にて、ウィングマンがスパイク設置に向かう際のとある挙動を収めた動画を投稿。ウィングマンは最短の道のりでスパイク設置を指定された位置に移動するため、基本的には直線移動となる。しかし同氏は直進でたどり着けない高台に設置位置を指定したため、ウィングマンは大回りを強いられてしまった。歩くたびに“クェクェクェ”と音を立て、アイスボックスの入り組んだ道をトコトコと歩く可愛らしい姿。そして遠い道のりであっても懸命に任務を遂行しようとする健気なウィングマンの働きを、同氏は「史上最高のスパイク設置(Best Plant Ever)」と評している。
新エージェントであるゲッコーの相棒として登場したウィングマン。敵であっても撃つのをためらってしまう可愛さに加え、何がなんでも任務を遂行するたくましさも注目されている。またスパイクの設置・解除能力はウィングマンの独自の強みでもある。可愛くて豪胆なウィングマンの今後のゲーム内での活躍にも注視していきたい。
『VALORANT』はPC向けに基本プレイ無料配信中だ。