『VALORANT』新エージェント「ゲッコー」発表。スパイク設置&解除・索敵・目くらまし、多彩な“仲間”を用いるイニシエーター

Riot Gamesは3月5日、『VALORANT』に登場する新たなエージェント「ゲッコー」を発表した。多彩なクリーチャーの手を借りて戦う、新イニシエーターだ。

Riot Gamesは3月5日、『VALORANT』に登場する新たなエージェント「ゲッコー」を発表した。ゲーム上の役割としてはイニシエーター。愛らしいクリーチャーたちの手を借りて、スパイクの設置&解除・索敵・目くらましなど、さまざまなアビリティを使用できるエージェントになるようだ。

「ゲッコー」は攻めの起点を作るイニシエーターの役割を担う新たなエージェントだ。エージェント発表トレイラーでは彼と愛らしい4体のクリーチャーの姿も確認できる。クリーチャーはそれぞれモッシュ(Mosh)・ディジー(Dizzy)・ウィングマン(Wingman)・スラッシュ(Thrash)と名付けられており、それぞれゲッコーのアビリティとして登場する。ゲッコーの存在は『VALORANT』公式大会である「VCT LOCK//IN」の3月5日の公式配信内で正式にお披露目。同配信において本作のエージェントのデザインを担当する一人であるRyan Cousart氏がゲッコーのアビリティを詳しく説明した。


Ryan氏が紹介したひとつ目のアビリティとなる「モッシュピット(Mosh Pit)」は通常射撃で遠くへの投擲、オルト射撃による下手投げで軽く投げることも可能なアビリティとなっている。既存エージェントであるKAY/Oのフラグ/メントと似た挙動をもつわけだ。モッシュピットは地面に着地した瞬間に爆発。範囲内の敵に対して持続的にダメージを与える範囲を展開する。特定のエリアを制圧したり、スパイクを防衛したりする際に使えそうなアビリティとなっている。

ふたつ目のアビリティとなる「ディジー(Dizzy)」は、Ryan氏によると「ゲッコーのもっとも特徴的なアビリティ」とのこと。ディジーは放たれると一定距離を飛行し、近くの相手に対して絵の具のような液体を放射する。液体をくらったしたプレイヤーは一時的に視野が遮られる目くらまし効果を受けるようだ。また使用後にディジーは地面に残骸を残していくとのこと。プレイヤーはこれをアルティメットオーブのように回収することで、アビリティのリチャージあるいはリチャージ時間の短縮が可能となるようだ。リキャストまでに制限時間があるほかのイニシエーターアビリティとは違い、回収することでリチャージが可能な新たなスタイルのフラッシュアビリティとなりそうだ。


三番目に紹介されたアビリティである「ウィングマン(Wingman)」は通常射撃とオルト射撃で効果が異なるようだ。通常射撃では、ウィングマンはプレイヤーの前方に駆け出していく。そしてウィングマンが扇形の視野角内に敵をとらえた場合、ジャンプして両手を打ち合わせ爆音で叫ぶという。範囲内の相手はスタン状態になるとのこと。オルト射撃においてはプレイヤーの代わりにスパイクの設置と解除を担う頼もしいパートナーとなってくれるようだ。プレイヤーがスパイクを所持している場合、ウィングマンはスパイクを持って直進で走り出し、指定された位置にスパイクを設置する。また設置されたスパイクに対してウィングマンを送り込むことで、プレイヤーの代わりにスパイクの解除も可能だそうだ。こちらもディジー同様に、破壊されると残骸を残す様子。プレイヤーが回収することで再利用あるいはリチャージ時間短縮が可能とみられる。


ゲッコーのアルティメットアビリティである「スラッシュ(Thrash)」はプレイヤーが操作可能な魚のようなクリーチャーを召喚する。プレイヤーはスラッシュの視点では高速移動し索敵をおこなうことが可能。またスラッシュを起爆すると、爆発の効果範囲内の相手の身動きを制限するようだ。この拘束効果はキルジョイのロックダウンと同様とみられる。


なおこれまで公開されてきた映像内では、ゲッコーがレイナと仲良く会話するシーンや、ブリムストーンのことを“Beard Papi(髭の旦那)”と親しみを込めて携帯端末に登録している姿も描かれている。既存エージェントたちとの愉快な関係性も、今後明かされるのだろう。

愛らしいクリーチャーたちと共に新たに登場するゲッコーは、日本時間3月8日から開催される『VALORANT』Episode 6 Act IIにて参戦予定。スパイク設置&解除が可能な新アビリティに加え、イニシエーターとしても柔軟な対応が可能とみられるゲッコーの活躍に注目したい。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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