カプコンは2月28日、『バイオハザード5』Steam版に向けて約8年ぶりのアップデートを実施した。オフライン画面分割プレイに対応したほか、Game for Windows Liveとの連携機能が削除され、起動時の不具合が修正されている。
『バイオハザード5』は2009年にリリースされたTPSゲームだ。本編の舞台はアフリカ某国、キジュジュ自治区。主人公クリス・レッドフィールドは、新設された対バイオテロ部隊「BSAA」のエージェントとなり、この地で進行する巨大な陰謀、そしてウェスカーの関与を暴くことになる。なお本作ではクリスと共に、現地のBSAAエージェントであるシェバが同行。2人協力プレイにも対応している。
このたび、本作Steam版に向けて約8年ぶりのアップデートが実施された。同アップデートにて、本作Steam版はオフラインでの画面分割プレイに対応。さらにGames for Windows Live対応機能が削除されたほか、各種不具合も修正されているとのこと。
本作はコンソール向けにもリリースされており、オフラインでの画面分割プレイに対応していた。一方でPC版で対応していたのはオンライン協力プレイのみ。リリースから約14年の時を経て、ついにオフラインの画面分割プレイへの対応を果たしたわけだ。
なお本作Steam版は、Game for Windows Live版をSteamに対応させた製品となる。Game for Windows Liveとはマイクロソフトが提供していたPCゲームプラットフォームで、現在サポートは終了済み。本作Steam版では、同プラットフォームからセーブデータや実績を移行できる機能が用意されていた。しかし同プラットフォームは配信終了。同機能により起動時にエラーが発生する不具合も多数報告されていた。今回のアップデートにて機能を削除するかたちで対処されたわけだ。
発売から長い時を経てオフライン画面分割プレイ対応や不具合修正が果たされた『バイオハザード5』。後に発売された『バイオハザード6』や『バイオハザード リベレーションズ2』はSteam版でもオフライン画面分割プレイに対応しており、ようやく後継作と足並みを揃えたかたちだ。
なお、今回対応されたのはあくまでオフラインの画面分割プレイであるが、関連作品はオフライン画面分割でもSteamのRemote Play Togetherにて快適に遊べると報告されていたことから、本作も同様にSteamの機能を介せばオンラインでも遊べるかもしれない。
なお『バイオハザード5』の前作となる『バイオハザード4』は、RE ENGINEでのリメイクを果たし、『バイオハザード RE:4』として今月3月24日に発売予定。今回のアップデートは、新たに発売される同作の続きを描く作品を遊びやすくする意図があるのかもしれない。
『バイオハザード5』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox Oneなどに向けて発売中だ。