『ホグワーツ・レガシー』の「アバダ・ケダブラ」は、“1000万ダメージ”との報告。実はパワー系な死の呪文

 

「ハリー・ポッター」を題材としたオープンワールドアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』において、とある魔法の「意外な数値」がユーザー検証によって示されている。本稿には、『ホグワーツ・レガシー』サブクエストで手に入る魔法についての記述があるため、留意してほしい。


『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。プレイヤーは5年生として、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。本作では、小説・映画に登場したさまざまな呪文が利用可能。「アクシオ」「ステューピファイ」「エクスペリアームス」といったおなじみの呪文の数々を、アクションゲームのなかプレイヤーが自由に駆使できるようになっている。

そして本作には、使用を禁じられた“許されざる呪文”も登場。人に苦痛を与える「クルーシオ」や人を服従させる「インペリオ」といった呪文を、敵に向けて使用することが可能だ。さらには、原作でハリーと対決を繰り広げたヴォルデモート卿の得意技であり、人の命を速やかに奪い去る恐るべき呪文「アバダ・ケダブラ」も登場。ゲーム内で敵に使用すれば、ボスなどの例外を除いて一撃で敵を即死させる効果をもっている。


そんな恐るべき呪文アバダ・ケダブラは、本作のデータ上でも規格外の性能をもっているとの興味深い結果が、有志検証によって示されている。Redditユーザーによる投稿によれば、アバダ・ケダブラには「超極大ダメージ」が設定されているようなのだ。同検証にて基礎呪文のベースの威力が3、インセンディオが50、強力な古代魔法でさえ250ダメージとされるなか、アバダ・ケダブラのダメージ量は、1000万。文字通り、桁が違うのだ。

興味深いのは、アバダ・ケダブラを実装するにあたって、「とにかく大きいダメージ」という方法が取られている点だろう。アバダ・ケダブラといえば原作などでは(ヴォルデモートによる行使で破壊や衝撃が発生する描写はあるものの)基本的には即座に命だけを奪う、特殊な呪文のイメージがある。ところが本作では、単に古代魔法の4万倍の馬鹿げた威力の呪文として実装されているわけだ。特殊な処理の盛り込みは、バグを発生させる可能性を増やすケースもある。単純に大ダメージ攻撃にしてしまった方が効率的だったのかもしれない。

また、敵がアバダ・ケダブラによって全体力分とみられるダメージ表示を残して死ぬのも、開発側の見せ方のチョイスだろう。本作のダメージ表示の仕方が違えば、「10,000,000」という爽快な数字を残して敵が倒れていた可能性がある。

なお、アバダ・ケダブラをはじめとする許されざる呪文らは、セバスチャン関連のクエストを進めることで入手できる。1000万ダメージを振るいたいプレイヤーは、そちらを進めるとよいだろう。

ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/ PS5/ Xbox Series X|S向けに発売中。PS4/Xbox One向けには4月4日発売予定、Nintendo Switch向けには7月25日発売予定だ。