『Apex Legends』がSteamにて同時接続プレイヤー数60万人突破。4周年にして盛り上がり最高潮

 

Respawn Entertainmentは2月15日、『Apex Legends』にてシーズン16「大狂宴(REVELRY)」を開幕した。新シーズンを迎えた本作Steam版では、同時接続プレイヤー数の記録が更新されている。

『Apex Legends』は2019年にリリースされた基本プレイ無料FPS。開発はRespawn Entertainmentが手がけている。シーズン制が採用されており、毎シーズン武器やレジェンド(キャラ)、マップなどの新要素が登場。新たなゲームシステムの導入やバランス調整がおこなわれてきた。

昨日2月15日から新シーズンを迎えた本作では、このたびSteam版における同時接続プレイヤー数の最高記録が更新された。更新後の記録は61万433人(SteamDB)。前回の記録はシーズン14の51万1676人であり、約10万人を上乗せするかたちでの記録更新となった。

また本作の対応プラットフォームはSteamだけではない。コンソールではPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに展開。PCでもEA App向けに配信中だ。SteamDBで確認できる同時接続プレイヤー数は、一部だといえる。ほかのプラットフォームでもSteamと同様の傾向であれば、総プレイヤー数はかなり増えていそうだ。


なお、本作はこれまでElectronic Artsの独自クライアントOriginでも展開。Origin版『Apex Legends』をプレイしていたユーザーは、昨年のOriginサービス終了に伴いEA Appへの移行が必要になっていた。しかし、EA Appにて再ダウンロードが必要になる場合や、移行に際して不具合が生じているとの報告もある。そうした状況下でOrigin版のユーザーがSteamに流入した可能性もあるだろう。

そのほかのプレイヤー数増加の理由としては、クラスシステムの刷新や新モードの登場などシステム刷新やコンテンツ追加もあるだろう。新たなクラスシステムでは、アサルト/スカーミッシャー/リコン/サポート/コントローラーの5種類のクラスが用意され、それぞれにクラス能力が備わった。また複数のレジェンドのアビリティが調整され、ゲームバランスも変化している。

そして新たなゲームモードとしては、チームデスマッチモードが登場。6対6のチーム戦にてキル数を競うモードだ。リスポーンが無制限であり、バトルロイヤルモードとはひと味違う撃ち合いが楽しめる。また日本時間3月8日からはチームデスマッチモードに置き換わるかたちでMixtapeモードが実装予定。チームデスマッチ、コントロールなど、これまでの期間限定ゲームモードが15分ごとに切り替わるモードとなる見込み。Mixtapeはバトルロイヤルモードとはひと味違うカジュアルなモードになるよう想定されているという。


今シーズンでは新レジェンドが実装されなかったものの、根幹部分となる既存の要素に手が加えられ気軽に遊べる新モードも追加された格好だ。さまざまな変更点が加わった4周年の節目に、本作に復帰あるいは新規参入したプレイヤーも多くいることだろう。

一方で今シーズンでは、新武器ネメシスを含むゲームバランスや、チームデスマッチにおける途中抜け問題など、新たな課題点も指摘されている。そうしたユーザーのフィードバックを受けて、チームデスマッチについては早急な調整が実施された。従来の3ラウンド制から1ラウンド制に変更。ラウンド勝利に必要なキル数が30から50に増加となった。UIについては現時点で従来の表示のままになっているため、後日のアップデートにて調整されるとのことだ。

そのほかチームデスマッチには将来のアップデートにて、相手チームのプレイヤーがすべて離脱した場合に、自チームが勝利となる変更が加わるとのこと。またコントロールにおいて実装されていた、途中抜けペナルティも追加されるそうだ。

新たなシーズンを迎え、Steamでは過去最大の同時接続プレイヤー数を記録した『Apex Legends』。モバイル向け作品『Apex Legends Mobile』は5月でのサービス終了が告知された一方で、PC/コンソール版の運営は引き続き好調だといえる。サービス開始から5年目を迎える本作の、今後の展開も注目されるところだろう。