『ホグワーツ・レガシー』で「知っておくと役立つ」知識はこれだ!昼夜変更は実は簡単にできる、装備の外観だけ変更など
オープンワールドアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』には、多彩なコンテンツや仕様・設定が存在。それゆえにちょっぴり隠れてしまった便利知識なども存在している。本稿では、そうした知識をピックアップしてお伝えしていく。なお、本稿には本作序盤のネタバレとなりうる記述も含まれるため、留意してほしい。
『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。プレイヤーは5年生として、魔法魔術学校ホグワーツに入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。本作にはオープンワールドゲームとして、多岐にわたる要素が盛り込まれている。ごく一部だけをあげても、探索・装備収集強化・クラフト・設備拡充などの要素が利用できる。冒険できる範囲も広く、メニューや設定項目も多彩。プレイヤーこと新入生が戸惑うことがないよう、それぞれの利用方法は丁寧に開設される。しかし、それでも気づきづらい便利機能や、知っていると楽になる隠れた仕様などが存在するのだ。
本作は2月10日に発売され、その3日前から先行プレイが開始されていた。そのため、発売からしばらく経った現在SNSやフォーラム上では、ホグワーツに入学した生徒たちが、さまざまな学園生活のノウハウを共有している。弊誌編集部の知見とあわせて、そうした知恵の一部をこちらに記そう。
装備は外観だけ変えられる、気軽に売ろう
たとえば、入学直後に陥りやすいのが「装備をもてる数がパンパン」問題だろう。本作ではプレイを進めていると、かなり頻繁に装備品が手に入る。装備枠としても帽子・マント・手袋など6箇所が存在し、すぐ衣服のストックが豊富になることだろう。ただし、本作では20個しか装備を持ち歩けない。そのため、装備を売却処分しなければ「装備スロットがいっぱいです」との悲しい表示を見ることになる。
それでも、特徴的な衣服やお気に入りのファッションアイテムは手元においておきたい事もあるかもしれない。そんな場合でも、装備は性能面でもっとも高いものだけ残して売ってしまって問題ない。というのも、本作では装備の外観を、性能に影響なく好きに変更できるのだ。また、一度手に入れた装備については、売却や破棄しても変更先の外観として保存される。つまり、見た目だけ気に入っている装備は保管せずともよいのだ。装備はホグズミードやほかの村々で売ることができる。また、装備の保有可能スロット数はメインストーリー進捗で挑戦できるようになるパズル「マーリンの試練」を各地で解いていくと拡張できる。
メニュー機能で昼夜を自在変更、レベリオをさらに可視化など
そして、『ホグワーツ・レガシー』はゲームプレイにまつわるメニュー項目のみならず、アクセシビリティ機能含めた設定項目も豊富。そのため、見落とされがちな機能などもしばしば存在するわけだ。そのひとつがマップ画面での「昼夜の変更」機能だろう。本作でマップ画面を開くと、右下に小さく「待つ」という項目があることに気づくかもしれない。それが、昼夜を切り替えるカギとなる。コントローラーなら右スティック押し込み、キーボードならFキーを押して確認メッセージを承諾すれば、昼夜が即座に切り替わるわけだ。「待つ」という表現が少し婉曲的なのもあり、意外と気づかない機能である。“夜しか得られないアイテム入手”などはこれを活用すべし。なお、こちらは気づいている人も多いとは思うものの、十字キー左右でのマップ種類切り替えや、L2/R2でのズームイン・アウトも便利だ。
そして、設定の調整も学校生活を快適にしてくれる。特に見どころが多いのは「ユーザー補助設定」項目だろう。たとえば、本作では頻繁にメニューを開き、カーソルを移動させることになる。コントローラーでは、ややモタつきがちなその操作を快適にするのが同設定画面の「カーソルの感度」項目だ、こちらを上げてやれば、モタつきは緩和。また、本作のメニュー選択ではL1/R1(LB/RB)ボタンで項目を切り替えられるものの、その挙動は時折ややぎこちない。一方、カーソル操作ではやや反応が改善される印象だ。カーソル速度を上げてやれば、上部タブの直接操作もしやすくなるだろう。
ほかにも、ユーザー補助機能のひとつには「オーディオビジュアライザー」がある。これは、ゲーム内で発生した音を画面上に可視化してくれる機能だ。これが、レベリオを大変便利にしてくれるのである。レベリオを発動しても、ホグワーツの賑やかなインテリアのなかではどこが出どころか見つけるのに一苦労することもあるだろう。オーディオビジュアライザーをオンにしていれば、レベリオ成功時の「チン!」という音をトラッキングするかたちで、発見したものの方向をはっきり画面上に示してくれる。画面上にビジュアライザー表示が重なるようになるものの、「私は何をレベリオしたんだよ!」となりがちな新入生は試してみてほしい。ほか、小技として「箒で空中に浮きながらレベリオすると、効果範囲が地上よりも大きい」というテクニックもしばしば言及されている。
「暗殺」猛プッシュの先輩・「魔法薬」猛プッシュの先輩
そして、隠れがちな役立つゲームプレイ要素やその仕様も、SNSやフォーラムなどで“先輩”らにより共有されている。たとえば、あるRedditユーザーは「ステルス」の優位性を高らかに唱える。「目くらまし術」を使って不意をつくことで、ボス敵でさえもたやすく始末し、エリア全体の敵を皆殺しにできるというわけだ。もはや学生ではなく殺し屋のアドバイスである。こちらはゲームを進めるにつれてガイドされるので、知っている人も多いかもしれない。
ほかには、魔法薬を自動生成してくれる呪文クラフト装置もオススメされている。これは、ある程度メインストーリーを進めたあとに解禁される要素だ。エデュラス薬・マキシマ薬・集中薬など、バトルに役立つ薬が材料なしに安定供給されるため、助かることだろう。
以上、本作を遊ぶ上で知っておくとお得であろう知識をお届けした。本作のコンテンツは大量・多彩なため、ほかにもさまざまな、ちょっぴり目立たないお役立ちテクニックや要素があることだろう。そうしたテクニックを、(学年は同じながら)先輩として新入生たちに共有していくのも、ひとつの楽しみかもしれない。