天候操作サンドボックスゲーム『Wood & Weather』発表。神の手として街いじくり、2050年(までに)発売へ

Paper Houseは2月8日、サンドボックス型シミュレーションゲーム『Wood & Weather』を発表した。050年(までを目途に)発売予定だ。

ゲームスタジオのPaper Houseは2月8日、サンドボックス型シミュレーションゲーム『Wood & Weather』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。“ふざけた”神様なりきりゲームと銘打たれた本作は、2050年(までを目途に)発売予定だ。

『Wood & Weather』は、三人称視点のサンドボックス型シミュレーションゲームだ。プレイヤーは木製のオモチャの街を見下ろす“神”となり、そこに住まう人々の生活を支えていくこととなる。本作においてプレイヤーは“青い手”として現世に降り立ち、オモチャ世界に影響を及ぼしていくことが可能となっている。発表トレイラーにおいてはプレイヤーの“青い手”が住人にコーヒーを届けたり、車を川に投げ飛ばしたり、雪だるまを作ったりする場面を確認することができる。神としてのチカラを駆使して、住人たちと関係性を深めていくこともできるようだ。

また本作においては天候を変更させることも可能となるようだ。発表トレイラーでは雨・雪・晴れといった基本的な天候のほかにも、花粉が多い季節や熱波吹き荒れる猛暑とった激しい天候変化もお披露目された。プレイヤーの選択一つ一つが、隔離された箱庭のオモチャ世界の住人たちに、どういった影響を及ぼすのだろうか。自由度の高いプレイ性にも期待がもてそうだ。


『Wood & Weather』は公式ウェブサイトにおいて本作を「A silly god-game about pizza Climate Change(このゲームはピザ気候変動を題材とした、ふざけた神様なりきりゲームです)」と謳っている。発表トレイラー内においては、その謳い文句通りの「2050年発売(それかもう少し早く)」といった、おふざけ感満載の内容が記載されている。さらに公式Twitterアカウントにおいては毎日その日の天候を絵文字でツイートするなど、ユーモア溢れる内容には余念がないようだ。ゲーム内においても、遊び心満載なネタが盛り込まれていくのだろう。

なおPaper Houseは、過去にウォンバットの心温まる物語を描いた『Paperbark』を制作している。『Paperbark』はSteamのユーザーレビュー166件中89%の好評を得て、ステータス「非常に好評」を獲得している。『Wood & Weather』においては、ユーモアあふれる内容と併せて、住人たちとの心温まるストーリー展開なども広げられていくのか期待したい。


『Wood & Weather』は、PC(Steam)向けに2050年(もしくは、それ以前)に発売予定だ。発売まで首を長くして待ちながら続報に期待しておこう。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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