任天堂は2月9日、「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」と「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」を、Nintendo Switch向けに配信開始した。懐かしのゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス向けゲームを楽しめる両サービスには、こだわりある設定が用意されている。海外メディアPolygonなどが報じている。
サブスクリプションサービスNintendo Switch Online加入者向けには、現時点で9本のゲームボーイ向けタイトルが提供。『テトリス』や『役満』といった初期のものから、ゲームボーイカラー発売後にリリースされた『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』や『ワリオランド3 不思議なオルゴール』などもある。
「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」の設定では、こうしたタイトルをプレイする際のゲーム画面を調整可能。まず、ゲームボーイ・ゲームボーイポケット・ゲームボーイカラーから選択できる。それぞれの本体での、モノクロ液晶画面の色味やカラー表示を再現できるのだ。初期タイトルをゲームボーイカラーでプレイした際にもカラー表示(4~10色)され、それも再現。なお、ゲームボーイカラー専用・共通タイトルに関しては、ゲームボーイカラー設定固定となる。
また、「当時の雰囲気を再現する」という設定項目も用意されている。こちらをONにすると、各ドットの境目が強調された画面に。明るさも若干抑えられる。ドットが四角くはっきり見える画面には、当時を思い出す方は多いのではないだろうか。各ゲームボーイ本体での表示例については、以下の比較画像を参照してほしい。このほか、「画面を小さく表示する」という設定もあり、オリジナルの本体での表示に近いゲーム画面サイズでプレイできる。
Nintendo Switch Online + 追加パック加入者向けには、現時点で6本のゲームボーイアドバンスタイトルが提供中。そして「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」にも、各ドットの境目が強調される「当時の雰囲気を再現する」や「画面を小さく表示する」といった設定が用意されている。
たとえば「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」にも、4:3・ピクセルパーフェクト・アナログテレビといった画面表示設定が用意され、好みに応じて選択できる。今回、特に「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」おいては、ゲームボーイ各本体での表示に違いが再現されており、なかなかのこだわりっぷりである。ちなみに海外ユーザー向けには、対応ゲームの北米版や欧州版を選択できる設定も用意されているようだ。
Nintendo Switch Online加入者向けのゲームボーイタイトルの提供、およびNintendo Switch Online + 追加パック加入者向けのゲームボーイアドバンスタイトルの提供は、2月9日より開始されている。また両サービスに向けては、今後も順次タイトルが追加されていく予定となっており、現時点で判明している追加予定タイトルは以下のとおりだ。
ゲームボーイ Nintendo Switch Online
・カエルの為に鐘は鳴る
・コロコロカービィ
・ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章
・ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章
・ポケモンカードGB
ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online
・F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE
・黄金の太陽~開かれし封印~
・ファイアーエムブレム 封印の剣
・ファイアーエムブレム 烈火の剣
・星のカービィ 鏡の大迷宮
・メトロイド フュージョン