スクエニ怪談ホラーADV『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』発表、3月9日発売へ。『スクスト』シナリオライターが手がける生々しい呪い合い


スクウェア・エニックスは2月9日、『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』を発表、3月9日に発売すると告知した。対応プラットフォームはNintendo Switch /PC(Steam)およびiOS/Android。価格はNintendo Switch /PC(Steam)向けには1980円、iOS/Android向けには1900円(いずれも税込)。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は謎解きホラーアドベンチャーゲームだ。「本所七不思議」とは、本所(東京都墨田区の南)に江戸時代ごろから伝承される怪談を指す。そんな本所七不思議を題材にする本作の舞台は、昭和後期の東京都墨田区。蘇りの秘術をめぐる呪い合いが描かれるという。

ごく普通の会社員である興家彰吾は、友人の福永葉子とともに、深夜の錦糸錦糸堀公園で、「本所七不思議」について調べていた。蘇りの秘術と関係するという葉子の話を半信半疑で聞き流していた興家だったが、目の前で次々と奇妙なことが起こり始める。時を同じくして、本所七不思議を追う人々がいた。連続変死事件を追う刑事、クラスメイトの自殺事件の真相を求める女子高生、そして失った息子の復讐を誓う母親。本所七不思議を中心にそれぞれの思惑が絡みあい、物語は凄惨な呪い合いへと発展していく。

本作では、背景が360度で表現されるという「全天球背景デザイン」が採用。墨田区観光課、郷土資料館、観光協会、商工会などの協力のもと、360度カメラで撮影した街並みを利用しているという。また本作でプレイヤーは、いつどこで誰を呪うかの決断を求められるそうだ。ただし迂闊な行動によって別の呪いの力をもつ者に狙われないよう注意しなければならないとのこと。凄惨な呪い合いの物語が、リアルな街並みを背景に展開していく点も特徴となりそうだ。



本作のディレクターおよびシナリオを担当するのは石山貴也氏。『スクールガールストライカーズ』『探偵・癸生川凌介事件譚』などを手がけた人物だ。またキャラクターデザインは小林元氏が手がける。同じく『スクールガールストライカーズ』のほか、『すばらしきこのせかい』シリーズなどのキャラクターデザインを担当した人物だ。音楽は『FINAL FANTASY クリスタルクロニクル』などで知られる、岩﨑英則氏が担当する。実績あるクリエイターたちが手がける、スクウェア・エニックスのホラーアドベンチャーゲームの登場を楽しみにしておこう。

パラノマサイト FILE23 本所七不思議』はNintendo Switch /PC(Steam)およびiOS/Android向けに、3月9日発売予定だ。