メックと魔法の高評価RPG『Chained Echoes』Steam版が最新アプデで日本語対応。ほかのプラットフォームも順次対応へ

パブリッシャーのDeck13/個人開発者のMatthias Linda氏は2月8日、『Chained Echoes』Steam版にアップデートv1.1を配信した。本アップデートにて本作は日本語対応を果たしている。

パブリッシャーのDeck13/個人開発者のMatthias Linda氏は2月8日、『Chained Echoes』Steam版にアップデートv1.1を配信した。本アップデートにて本作は日本語対応を果たしている。ほかのプラットフォームに向けては、通例どおりであれば1日遅れでアップデートが配信されるとのこと。

『Chained Echoes』はドット絵で描かれるRPGだ。舞台となるのは3つの国家が戦火を交える広大なバランディス大陸。主人公はこの地で仲間たちと出会い、世界の、そして自らの謎を紐解いていく。本作は「16ビットスタイルRPG」を謳っており、スーパーファミコンなどの16ビットゲーム機時代のRPGから影響を受けているのだろう。プレイ時間としては30~40時間が想定されている。

戦闘にはシンボルエンカウント方式が採用されている。フィールド上の敵とエンカウントすることで、シームレスに戦闘に移行。戦闘では、ハイテンポなターン制バトルが展開する。バトルにおいては、キャラの行動や被弾で変動するゲージが存在。ゲージを上げると、有利な効果を得られるOverdriveが発動。一方でゲージを上げ過ぎるとOverheatになり、不利な効果が生じる。なお本作ではキャラにはレベルが存在せず、装備の強化やスキルのレベルアップなどでキャラを強化していくシステムとなる。特徴的な戦闘・強化システムも本作の持ち味だろう。

また本作にはさまざまなロケーションが登場。高原や群島、大昔に地中に沈んだ都市やダンジョンまで、多彩な場所での冒険が待ち受けている。Sky Armorなる戦闘メカも登場し、着用することで空中の探索もできる。着用したままの戦闘も可能となっている。


本日2月8日にSteam版に配信されたアップデートでは、日本語表示が実装。メニューにチュートリアルを再読する機能が追加された。また細かい不具合修正なども実施されている。今後のアップデートでは、ニューゲーム+(NG+)の実装やCrystalに関連するシステムに変更が加わる予定だそうだ。

本作を手がけるのはドイツの個人開発者Matthias Linda氏だ。同氏は本作のゲームデザイン、プログラミング、ストーリーなどをすべて手がけているとのこと。例外として、いくつかの背景グラフィックはフリーランスのクリエイターがおこない、音楽についてはEddie Marianukroh氏が担当しているそうだ。

本作はSteamユーザーレビューにて2293件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビュー集積サイトMetacriticでもPC版がメタスコア91点、Nintendo Switch版が90点、PS4版が86点を獲得しており、好評を集めている。16ビットゲーム機時代の名作RPGを彷彿とさせるグラフィックやゲームプレイのほか、登場人物それぞれの思惑が交錯する伏線の仕込まれたストーリーなどが評価されているようだ。


本作は発売前にSteamストアページにて日本語表示に対応予定であると表記されていた。一方で日本語訳は2022年12月8日のリリースに間に合わず、発売時の発表にて翻訳をチェック中であることが伝えられた。今回のアップデートにて、本作Steam版はついに日本語対応を果たした格好だ。Steam以外のプラットフォームのアップデートについては、通例どおりであれば1日遅れでの配信になるそうだ。なおNintendo Switch向けにはさらに数日遅れになる可能性があるとのことだ。

『Chained Echoes』はPC(Steam/GOG.com)およびPS4/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供中だ。日本語対応を含むバージョン1.1は、本稿執筆時点ではSteam向けに配信中となっている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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