マーベラスは2月5日、『東方シンセカイ』を正式発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)。リリース時期や価格などは未定となっている。公開にあわせて、ティザーサイトなどが公開中だ。
『東方シンセカイ』は、サークル「あんかけスパ」が制作中の、東方Projectの二次創作弾幕アクションRPGである。本作の舞台となる幻想郷は、何らかの危機に瀕していた。メインキャラクターである博麗霊夢と霧雨魔理沙は、幻想郷の外からやってきた宇佐見菫子と遭遇する。2人は彼女との出会いきっかけに幻想郷や月、外の世界にも及ぶ大騒動へ立ち向かっていく。登場人物としては、東方Projectで馴染み深いキャラクターたちが30名以上登場。幻想郷の少女たちによる、大きな戦いが描かれる。
本作の博麗霊夢と霧雨魔理沙は、複数のスキルやスペルカードを駆使して、弾幕勝負を繰り広げるようだ。本作はジャンルとしては、弾幕アクションRPGとされている。バトルシステムの詳細については不明ながら、公開された動画やスクリーンショットには、ボスが弾幕を展開するシーン、霊夢と魔理沙がジャンプで攻撃を避ける場面などが映されている。また要素としては、レベルやクールタイムの設定されたスキル、スペルカード(ボム)も存在。シーンごとに異なるスキルがセットされていることも確認できる。スキルのカスタマイズやレベルを含めた成長要素のある、弾幕アクションが展開されるのだろう。
本作を開発しているあんかけスパは、同人ゲーム制作サークルである。過去作としては東方Projectの二次創作アクションゲームを手がけており、『妖々剣戟夢想』を2011年、『東方紅輝心』を2014年に初リリース。2018年に配信開始された『東方紅輝心』Steam版では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー928件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。
同サークルからは、2021年12月に新作「東方超新星」の制作が発表されていた。あんかけスパの公式Twitterアカウントによると、制作中だった「東方超新星」が本作『東方シンセカイ』へ名前を改めて開発が進められているとのこと。ユーザーから高い支持を受けてきたサークルの新作に期待したい。
『東方シンセカイ』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けにリリース予定。ティザーサイトおよび動画が公開されている。