CRESTなど3社が合併し、HIKEとして新生。国内のみならずIPの価値を提供する


国内のゲーム関連会社CRESTは2月1日、SANETTY ProduceおよびQBISTと合併し、株式会社HIKEと社名変更した。新会社の誕生にあわせて、ティザーサイトなども公開されている。

CRESTがパブリッシングを務めた『メタリックチャイルド』のスクリーンショット

HIKEの元会社となるCRESTは、ポールトゥウィンホールディングス傘下のゲーム・アニメ関連会社であった。ゲーム関連では、インディーゲームのパブリッシング事業を展開。『メタリックチャイルド』や『ARIA CHRONICLE』などを含めて、作品を国内外へ向けて販売してきた。

また同社のゲーム関連では、2022年4月に全年齢向けブランド「Novus」が設立されている。同ブランドには、美少女ゲームブランド「みなとそふと」から、一部スタッフが移籍。『つよきす』や「結城友奈は勇者である」の企画原案などを手がけてきたクリエイターのタカヒロ氏と共同で、IP開発が進められているという。2022年12月には、18禁のPCソフトブランド「リーフ」などを展開するアクアプラスの全株式を取得し、アクアプラスがCRESTの子会社となっている。

HIKEの元会社CRESTへ吸収合併されたQBISTは、ゲーム関連のグラフィックやプロモーション動画、Webサイトなどを制作する、ポールトゥウィンホールディングスグループの企業。同社公式サイトの制作実績によると、『オクトパストラベラー 大陸の覇者』のオンラインマニュアル、エイプリルフール企画『Fate/Pixel Wars』公式サイト、『ブルーアーカイブ』の書籍「キヴォトス晄輪大祭 Other side stories」など、幅広いコンテンツに携わってきたようだ。またもう1社のSANETTY Produceは、2022年11月にCRESTの子会社となった、舞台演劇の制作やプロデュースを手がけてきた会社である。


発表によれば、CRESTのIPプロデュースやコンテンツ制作、キュービストのグラフィック制作やプロモーションなどを統合することで相乗効果が生まれ、事業の成長が加速できるとの判断から合併が決定したという。またSANETTY Produceについては、CRESTが今後の注力対象としているステージ事業について、スピード感をもって事業拡大に臨むため、合併が決まったそうだ。今後HIKEは、IPを主軸としたコンテンツの市場ニーズを知るプロフェッショナルとして新しいことにチャレンジし、国内外でIPの価値を提供していくという。