自律AI人間関係RPG『LOOP8』6月1日に発売延期。さらなるクオリティアップのため約3か月の延期へ


マーベラスは1月31日、『LOOP8(ループエイト)』の発売日変更を発表した。これまで同作PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch版は3月16日発売予定となっていたが、2023年6月1日発売へ変更。さらなるクオリティアップのため、約3か月の延期になるという。なおPC(Steam)版については、6月7日への変更となっている。

『LOOP8』は、1983年の夏を繰り返し人類の脅威ケガイと戦うジュブナイルRPGだ。『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などを手がけてきたクリエイター芝村裕吏氏が、ゲームデザインおよびシナリオを担当している。本作の舞台は、ケガイと呼ばれる古来からの厄災が存在する世界。主人公のニニ(日本名 大山太一郎/本名ノウス・ネモ)は、暮らしていた宇宙ステーションきぼうがケガイに襲われてしまったため、地球へと降り立った宇宙育ちの少年だ。

ケガイの襲撃から8か月後、両親と家を失ったニニは、親戚を頼って葦原中つ町へとやってくる。しかし、住人たちが何もないという田舎町にも、ケガイの手は迫っていた。空に浮かぶ謎の球体。神からの援軍を名乗る狐耳の少女。宇宙生まれの少年は、何もかも不慣れな夏の町で、重いループを過ごすことになる。選択によって変化する夏の日々が描かれていく。


本作で主人公は、学校や町での日常パートで、13人のキャラクターを交流を深めていく。本作では常に時間が流れており、キャラクターたちはその時々の欲求や人間関係に応じて行動。主人公も、どのように振る舞うか自由に選択できるという。しかし、町にはケガイの宿主が潜んでおり、主人公にはケガイとの対決も迫っている。

非日常パートでは、黄泉比良坂と呼ばれるダンジョンで、ケガイと対決。コマンドバトルをベースに、日常パートで構築した人間関係と訓練が強さとなる戦いが展開される。日常で人間関係を構築しながらケガイと戦い、夏ループを過ごしていくのだろう。また本作には、カレルシステムと呼ばれる、選択によってキャラクターの感情や人間関係が常に変化するシステムが採用されている。セリフや選択肢だけでなく、イベントや敵対するキャラクターなども変化。カレルシステムによって、プレイする度にゲームの進行そのものが大きく変化するのだという。

今回の発表では、2023年6月1日(Steam版は6月7日)への発売日変更が発表された。さらなるクオリティアップのため、発売延期となったようだ。約3か月のブラッシュアップにより、本作で描かれる夏のループが、より眩しいものとなることに期待したい。

LOOP8』は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに、税別5980円で6月1日発売予定。PC(Steam)版は、6月7日発売予定となっている。

【UPDATE 2022/2/2 15:21】
公式サイトの記載の修正にしたがい、Steam版発売日を変更。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。